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オムロン ソーシアルソリューションズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:四方克弘、以下、OSS)は、主に戸建て住宅向けに、太陽光発電・蓄電池・V2Hを組み合わせ、暮らしやエネルギー利用ニーズの変化に合わせて段階的にシステムを拡張できるトリプル蓄電システム「KPTP-Bシリーズ」を2027年1月より発売開始(※1)します。
| 商品名 | 製品名 | 形式 | 発売時期 (予定) | 販売目標 (3年間累計) |
トリプル蓄電システム | トリプル蓄電パワーコンディショナ トリプル蓄電パワーコンディショナ(重塩害対応タイプ) | KPTP-B KPTP-B-S | 27年1月 | 15万 システム |
| 蓄電池ユニット(9.7kWh) | KP-BU97D-S | 27年1月 | ||
| トリプル蓄電用EVユニット | KP-DDV-C | 27年秋頃 | ||
| 計測機能付き全負荷用分電盤 エネルギーマネジメント対応 計測機能付き 全負荷用分電盤 | KP-DB75C-M KP-DB75C-HM | 27年1月 |
(左より、トリプル蓄電パワーコンディショナ、蓄電池ユニット、トリプル蓄電用EVユニット、計測機能付き全負荷用分電盤)
近年、電気料金の上昇や自然災害の増加により、太陽光発電や蓄電池を活用した自家消費、停電対策への関心が高まっています。また、電気自動車(以下、EV)の普及に伴いEVの電気を住宅へ供給するV2H(※2)システムへの注目が高まるとともに、ZEH(※3)住宅などにおけるエネルギーの見える化や最適活用へのニーズも拡大しています。これらを背景に、日常時の経済性と非常時の安心を両立しながら、柔軟に導入できるエネルギーシステムが求められています。
OSSではこうしたニーズを受け、太陽光発電・蓄電池・V2Hを1つのパワーコンディショナ(以下、パワコン)で統合制御するトリプル蓄電システム「KPTP-Bシリーズ」を新たに発売します。本製品は、太陽光発電のみの構成(※4)から、蓄電池やV2Hを組み合わせた構成(※4)まで、暮らしやエネルギー利用ニーズに合わせたシステムを選択できます。さらに、蓄電池やV2Hの後付けに加え、蓄電池を2台(※5)まで設置でき、導入後の使用状況やニーズの変化に応じて段階的にシステムを拡張できます。また、パワコン・蓄電池・全負荷用分電盤の最小3ユニットで、停電時に住宅全体へ電力を供給できる全負荷ハイブリッドシステム(※6)を構成できます。
■主な特長
1.太陽光発電から蓄電池、V2Hまで、暮らしに合わせて選択肢が広がるシステム構成
太陽光発電・蓄電池・V2Hに必要な3つのパワコン機能を1台に集約し、太陽光発電のみの導入から始め、暮らしの変化に応じて蓄電池やV2Hを後付けできる柔軟なシステム構成としました。また、蓄電池を2台まで設置でき、導入後の使用状況に応じて蓄電容量を19.5kWhに拡張できます。さらに、既設設備や設置環境に応じた選択肢として、既設の太陽光発電用パワコンを活用したまま蓄電システムを併設できる単機能全負荷タイプを新たにラインアップしています。またV2Hは、一体型に加え、住宅とEVの駐車位置が離れている場合にも設置しやすい分離型(※7)を選択でき、パワコンは重塩害(※8)対応タイプも用意しています。
2.最小3ユニットで全負荷ハイブリッドシステムを構成し、省スペース化を実現
これまで複数の機器で構成していた全負荷ハイブリッドシステムを、機能集約によりシンプル化しました。PVユニット(※9)、トランスユニット(※9)に相当する機能をパワコンに、マルチ蓄電システム用ゲートウェイ(※9)に相当する機能を全負荷用分電盤にそれぞれ集約しました。これにより、パワコン・蓄電池・全負荷用分電盤の最小3ユニットで全負荷ハイブリッドシステムを構成できます。さらに、V2Hを組み合わせたトリプル制御時には、業界最少(※10)となる4ユニット構成を実現しました。結果として、設置機器数、機器間の配線を最小化することができ、施工しやすく住まいにも導入しやすいシンプルなシステム構成を実現しました。
3.太陽光発電・蓄電池・EV・家庭内エネルギー機器(※11)をつなぎ、電気をかしこく活用
太陽光発電で創った電気を蓄電池・EVへ充電できるほか、充電・放電時は蓄電池・EVのどちらを優先するか設定できます。さらに蓄電池・EV間で電気を移し替えることができ、太陽光で創った電気をEVの利用予定に合わせて柔軟に活用できます。
また、エネルギーマネジメント対応計測機能付き全負荷用分電盤との組み合わせにより、追加のHEMS(※12)機器不要で高度エネルギーマネジメント要件(※13)に対応します。家庭内エネルギー機器の見える化・操作にも対応しており、エアコンやエコキュート(※14)、EV普通充電器などのECHONET Lite(※15)対応機器について、運転状況や消費電力量の確認、ON/OFFや運転モードの変更などを行うことができます。このうち、エコキュートと普通充電器については、太陽光発電の余剰電力に応じた自動制御にも対応します(※4)。エコキュートの沸き上げやEV普通充電器によるEV充電を自動でON/OFFすることで、太陽光発電で創った電気の自家消費を促進し、夜間の買電や蓄電池からの放電を抑えることができます。
EV充電では、業界最大出力(※16)となる最大12kWのEV高速充電に対応し、一般的なV2Hの6kW充電と比べて約2倍の充電能力を備えています。急な外出や長距離移動の予定がある場合にも、短時間でEVを充電でき、日常の利便性を高めます。
■システム構成例
■各機器の主な新機能
パワーコンディショナ
・従来製品「KPBP-Aシリーズ」と同等のコンパクトサイズで、太陽光発電・蓄電池・V2Hのトリプル制御(※4)を実現
・停電時に住宅全体をバックアップする全負荷型に標準対応
・自立出力を従来製品「KPBP-Aシリーズ」の4kVAから6kVAへ向上
・接続可能な太陽光パネル容量を4回路で最大10kWまで拡大し、より大容量の太陽光発電システムに対応
・最大許容短絡電流20A/回路、最大動作入力電流16A/回路に拡大し、大電流太陽光パネルに対応
蓄電池
・蓄電池の増設に対応し、2台設置することで容量を19.5kWh台に拡張可能
・同容量帯で最小クラス(※17)のコンパクトな蓄電池
・屋内、屋外設置に対応
V2H
・EVへの最大12kW高速充電に対応
・一体型に加え、住宅とEVの駐車位置が離れている場合にも設置しやすい分離型をラインナップ
分電盤
計測機能付き全負荷用分電盤
・従来のマルチ蓄電システム用ゲートウェイに相当する通信・計測機能を内蔵
エネルギーマネジメント対応 計測機能付き全負荷用分電盤
・従来のマルチ蓄電システム用ゲートウェイに相当する通信・計測機能に加え、エネルギーマネジメント機能を内蔵
・追加のHEMS機器を必要とせず、高度エネルギーマネジメント要件に対応
・ECHONETLite対応の家庭内エネルギー機器の見える化・制御に対応
・太陽光発電の余剰電力に応じて、エコキュートや普通充電器を自動でON/OFFする家庭内負荷制御に対応(※4)
スマホアプリ
・表示画面を刷新し、発電量や蓄電池残量などの情報をひと目で確認可能
・家庭内エネルギー機器の運転状況をアプリ上で確認し、制御可能
■主な仕様(※18)
| 製品名 | トリプル蓄電パワーコンディショナ トリプル蓄電パワーコンディショナ(重塩害対応タイプ) | ||
| 形式 | KPTP-B(-S) | ||
| 交流出力 | 連系運転 | 5.9kW | |
| 自立運転 | 6.0kVA(単相3線200V) | ||
| 直流入力 | PV | 最大入力電力 | 10kW |
| 入力回路数 | 4回路(2.5kW/回路) | ||
| 最大許容短絡電流 | 20A/回路 | ||
| 最大動作入力電流 | 16A/回路 | ||
| 運転可能電圧範囲 | DC25~450V | ||
| 蓄電池 9.7kWh | 入出力数 | 2(蓄電池・V2H合計) | |
| 最大充放電電力 | 連系運転時:5.9kW 自立運転時:6kVA | ||
| V2H | 入出力数 | 1 | |
| 最大充放電電力 | 連系運転時:5.9kW 自立運転時:6kVA | ||
| サイズ | 本体寸法 | W450×H562×D232mm(配線BOX含) | |
| 重量 | 約22kg | ||
| 取付構造 | 壁掛け方式 | ||
| 設置環境 | 設置場所 | 屋外設置 | |
| 設置周囲温度 | -20~50℃(ただし結露および氷結なきこと) | ||
| 設置周囲湿度 | 25~95%RH(ただし結露および氷結なきこと) | ||
| 保障年数 | - | 15年 | |
| 保障構造 | IP55(重塩害対応タイプ:IP66) | ||
| 製品名 | 蓄電池ユニット(9.7kWh) | |
| 形式 | KP-BU97D-S | |
| 電圧範囲 | 入出力電圧範囲 | DC134.4~172.8V |
| 定格電圧 | DC153.6V | |
| サイズ | 本体寸法 | W450×H719×D275mm |
| 重量 | 約109kg | |
| 取付構造 | 床置き設置・自立設置 | |
| 設置環境 | 設置場所 | 屋内外設置 |
| 設置周囲温度 | -15℃~45℃ | |
| 設置周囲湿度 | 25~95%RH(ただし結露および氷結なきこと) | |
| 保障 | 機器保障 | 15年 |
| 容量保障 | 15年後、初期容量の60%以上 | |
| 保障構造 | - | IP55 |
| 製品名 | トリプル蓄電用EVユニット | |
| 形式 | KP-DDV-C | |
| 入出力電力 | 連系運転 | 5.9kW |
| 自立運転 | 6.0kVA | |
| 直流入出力 | 入力電圧範囲 | 150~450V |
| 最大充放電電流 | 充電:35A 放電:25A | |
| 充放電コネクタ付ケーブル線長 | 7.5m | |
| サイズ | 本体寸法 | W430×H660×D232mm |
| 重量 | 約26kg | |
| 取付構造 | 壁掛け設置 | |
| 本体操作部 | 表示機能 | LED有 |
| 操作機能 | 操作ボタン有 | |
| 設置環境 | 設置場所 | 屋内外設置(屋外推奨) |
| 設置周囲温度 | -20~50℃ | |
| 設置周囲湿度 | 25~95%RH(ただし結露および氷結なきこと) | |
| 保障年数 | - | 15年 |
| 保障構造 | 本体:IP66 充放電コネクタ付ケーブル:IP56 | |
| 製品名 | 計測機能付き全負荷用分電盤 エネルギーマネジメント対応 計測機能付き全負荷用分電盤 | |
| 形式 | KP-DB75C-M(HM) | |
| 定格入力電圧 | - | AC100V/200V |
| 電気方式 | - | 単相3線式 |
| 定格電流 | - | 75A |
| サイズ | 本体寸法 | W375×H325×D171mm |
| 重量 | 約8kg | |
| 取付構造 | 壁面取り付け・めじ止め | |
| 設置環境 | 設置場所 | 屋内設置 |
| 設置周囲温度 | -5~40℃ | |
| 設置周囲湿度 | 25~85%RH | |
| 保障 | 機器保障 | 15年 |
OSSは、今後もユーザーのライフスタイルや住まいの変化に寄り添い、太陽光発電・蓄電池・V2Hなどを組み合わせた商品・サービスを提供します。こうした商品・サービスを通じて、家庭における再生可能エネルギーの有効活用や災害時の備え、住まいのスマート化を実現し、持続可能で快適な暮らしに貢献します。
※1.現時点での予定となります。具体的な発売日・出荷日などについては購入窓口までお問合せください。
※2.V2H:Vehicle to Homeの略。EVと住宅の間で電力を相互に供給できる仕組み。
※3.ZEH:Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の略語。住宅の断熱性能や省エネルギー性能を高めるとともに、再生可能エネルギーを導入し、年間の一次エネルギー消費量の収支をゼロとすることを目指す住宅。
※4.本機能は2027年秋ごろより順次対応予定です。
※5.蓄電池を2台設置する場合、V2Hを併設することはできません。
※6.全負荷ハイブリッドシステム:太陽光発電と蓄電池を1台のパワコンで制御し、停電時には住宅全体へ電力を供給できるシステム。
※7.分離型は、EVユニットと車両に接続する充放電部分を分けて設置する構成で、別途プラグホルダまたはプラグスタンドが必要です。
※8.重塩害地域:海岸から約500m以内で、潮風の影響を受ける地域。ただし、海水や塩分を含んだ水が機器に直接かからない場所を指します。
※9.PVユニット、トランスユニット、マルチ蓄電システム用ゲートウェイはいずれも当社従来システムにおける構成機器です。
※10.国内住宅用蓄電システムのうち、太陽光発電・蓄電池・V2Hを1台のパワコンで制御するシステムにおける構成機器数として。(2026年10月現在、OSS調べ)
※11.家庭内エネルギー機器:エアコンやエネファームなどエネルギーマネジメント対応計測機能付き全負荷用分電盤と連携して見える化・制御できる対象機器。
※12.HEMS:Home Energy Management Systemの略。家庭内のエネルギー使用状況を見える化し、機器制御を行うシステム。
※13.高度エネルギーマネジメント要件:GX ZEHやZEH+など、国が定める省エネルギー住宅の要件の一つ。HEMSにより太陽光発電設備などの発電量を把握したうえで、住宅内の冷暖房設備や給湯設備などを制御可能とするもの。
※14.「エコキュート」は、関西電力株式会社の登録商標です。
※15.ECHONET Lite:家庭内のさまざまな機器をネットワークで接続し、機器の状態確認や操作などを通じたエネルギー管理や、暮らしの利便性向上に活用される通信規格。
※16.国内住宅用V2Hシステムにおいて、EVへの充電出力として。(2026年10月現在、OSS調べ)
※17.国内の同容量帯の定置用蓄電池ユニットにおける、本体容積(幅×奥行×高さ)の比較。(2026年10月現在、OSS調べ)
※18.仕様・製品デザインなどについては現時点での予定のため、予告なく変更する場合があります。
情報提供:JPubb