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2026年7月2日
NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)
NEDOは、グリーンイノベーション基金事業「洋上風力発電の低コスト化」プロジェクト(以下、本プロジェクト)の「洋上風力運転保守高度化事業」(以下、本事業)で、追加公募を行い、洋上風力発電のメンテナンスを高度化させる先進的な運転保守技術開発として、船舶制御に関する「高稼働率と導入容易性に貢献するDynamic Positioning System の開発」と、状態監視に関する「低コスト化と常時広域監視の実現に資する分布型光ファイバセンシングシステムの開発・実証」の2件を採択しました。
第7次エネルギー基本計画の導入拡大目標の実現に向けて、洋上風力の発電コストの約35%を占める、メンテナンスの低コスト化への需要が高まっており、本事業では2030年度までに運転保守分野の高度化に資する技術の確立を目指します。
NEDOは本事業を通じて、洋上風力発電におけるメンテナンスコストの低減を図るとともに、導入拡大を支える運転保守技術の確立を進め、日本の洋上風力発電産業の競争力強化に貢献します。
図 グリーンイノベーション基金事業のロゴマーク
日本政府は2020年10月に「2050年カーボンニュートラル」を宣言し、2050年までに温室効果ガス(GHG)の排出量を全体としてゼロにする目標を掲げました。この目標は従来の政府方針を大幅に前倒しするものであり、実現するにはエネルギー・産業分野の構造転換や大胆な投資によるイノベーションなど現行の取り組みを大きく加速させる必要があります。このため、経済産業省はNEDOに総額2兆円の基金を造成し、官民で野心的かつ具体的な目標を共有した上で、これに経営課題として取り組む企業などを研究開発・実証から社会実装まで最長10年間継続して支援するグリーンイノベーション基金事業(以下、本基金事業)を立ち上げました。本基金事業はグリーン成長戦略※1で実行計画を策定している重点分野または「GX実現に向けた基本方針※2」に基づく今後の道行きが示されている主要分野を支援対象としています。また、令和4年度第2次補正予算により3000億円が積み増しされており、令和5年度当初予算により4564億円が積み増しされました。なお、NEDOは本基金事業の取り組みや関連技術の動向などをわかりやすく伝えていくために、「グリーンイノベーション基金事業 特設サイト※3」を公開しています。
本プロジェクト※4では、洋上風力発電の導入拡大と低コスト化を早期かつ着実に進めるため、産業競争力の強化とサプライチェーン構築を見据え、浮体式を中心とした技術開発や実証を推進してきました。
本事業では、コストの約35%を占めるメンテナンスについて、デジタル技術の活用や作業効率向上に資する技術の開発・実証を並行して実施します。
これにより、洋上風力発電のさらなる低コスト化と早期の導入拡大を図るとともに、日本の洋上風力発電産業の競争力強化を目指します。
グリーンイノベーション基金事業/洋上風力発電の低コスト化/洋上風力運転保守高度化事業
約13億円(約9億円)※5
2026年度から最大3年間
施工船やメンテナンス船における位置保持や動揺低減による作業環境の安定化および運用効率向上に資する船舶制御技術と、分布型光ファイバを活用した、落雷被害などの状態診断技術の開発ならびに実証を実施します。
これにより、厳しい海象条件や台風・落雷などアジア特有の環境への対応を含めた運転保守の高度化を図り、保守コストの低減と高稼働率化を実現するとともに、洋上風力発電の低コスト化と導入拡大、日本の洋上風力発電産業の国際競争力強化を目指します。
採択テーマと実施予定先は、以下の実施予定先一覧と事業概要資料をご覧ください。
NEDO 再生可能エネルギー部 風力・海洋ユニット E-mail:gi-wind[*]nedo.go.jp
NEDO 事業統括部 グリーンイノベーション基金室 E-mail:green-innovation[*]nedo.go.jp
NEDO 経営企画部 広報企画・報道課 TEL:044-520-5151 E-mail:nedo_press[*]ml.nedo.go.jp
E-mailは上記アドレスの[*]を@に変えて使用してください。
情報提供:JPubb