プレスリリース

powered by JPubb

本ページでは、プレスリリースポータルサイト「JPubb」が提供する情報を掲載しています。

2026-05-12 15:00:00 更新

美浜発電所3号機 高圧タービンからの蒸気漏れに関する調査状況

美浜発電所3号機 高圧タービンからの蒸気漏れに関する調査状況


2 0 2 6 年 5 月 1 2 日
関西電力株式会社


美浜発電所3号機(定格熱出力一定運転中)において、2026年5月8日04時08分に「高圧車室上下部メタル温度差大(-側)※1」の警報が発信したため、04時10分頃に中央制御室において、運転員が高圧タービン周辺より蒸気が漏れていることをタービン建屋内の監視カメラで確認したことから、04時24分に原子炉を手動停止しました。その後、04時43分に蒸気の漏れが停止していることを確認しました。


なお、本事象は2次系からの蒸気漏れであり、環境への放射能の影響はありません。


※1:高圧タービンを覆うカバー(車室:上下2分割)自体の温度を測定しており、上部と下部の温度差が生じた場合に発信する警報。上部温度-下部温度で温度差を監視しており、-側(マイナス側)は下部に比べて上部の温度が低いことを示す。


2026年5月8日お知らせ済


1.調査状況


5月8日から、蒸気漏れ箇所特定および原因特定のための調査を実施しています。


現在の調査状況は以下のとおりです。


(蒸気漏れ箇所の特定に関する調査結果)


運転員からの聞き取りにより、高圧タービンの中央付近からの蒸気漏れを確認したことや警報発信時のパラメータを確認した結果、車室下部の温度に変化はなく、上部の温度が低下していることから、高圧タービン車室※2上部からの漏れと推定しました。


車室上部を中心に外面から目視点検を実施した結果、2つある上部車室閉止キャップのうち、調速機側のキャップ(以下、当該閉止キャップ)の母材に縦約1cm、横約8cmの損傷があることを確認しました。


なお、上下車室の接続面等、当該閉止キャップ以外には損傷や蒸気が漏れた痕跡等の異常は認められませんでした。


※2:蒸気発生器で発生した蒸気で回転するタービンの羽根(動翼)や固定翼(静翼)を覆うカバー


(上部車室閉止キャップの設置経緯)


美浜発電所3号機は建設の際に、車室内両側の圧力を均等に保つための配管(均圧管)を設置する設計の高圧タービンを選定しましたが、高圧タービン排気管で均圧できる配管設計としたことから、不要となった均圧管の接続箇所を上部車室閉止キャップにより閉止していました。


(当該閉止キャップの肉厚測定結果)


当該閉止キャップについて、超音波による肉厚測定を実施した結果、損傷箇所を中心に周辺の厚さよりも薄くなっており、最も薄い箇所は約1mmとなっていました。


なお、発電機側の上部車室閉止キャップについても肉厚測定を実施した結果、当該閉止キャップと同様に薄くなっている箇所があることを確認しました。


(施設管理履歴の調査結果)


運転開始以降、当該閉止キャップの取替えおよび補修実績がないことを確認しました。


高圧タービンについては、3定期検査に1回の頻度で高圧タービン車室を開放して内部の状況を点検しています。高圧タービン車室については、内面・外面の目視点検を実施しており、局所的な腐食が確認された場合は、必要に応じて肉厚測定を実施することとしていました。至近の2021年12月の第26回定期検査における点検では、当該閉止キャップの内面に局所的な腐食が確認されなかったことから、肉厚測定は実施していませんでした。


(運転操作履歴等の調査結果)


本事象発生前日に実施した運転員による巡回点検において、蒸気漏れ等の異常がなかったことを確認しました。


本事象発生時に蒸気の流量や圧力に変動を与えるような運転操作や作業は実施しておらず、蒸気関連のパラメータも通常範囲内であったことを確認しました。


2.今後の予定


当該部を切り出して工場に搬送し、当該閉止キャップの破面観察等の詳細な原因調査を実施します。それらの結果も踏まえ、対策を検討していきます。


以上


公式ページ(続き・詳細)はこちら
https://www.kepco.co.jp/corporate/pr/2026/pdf/20260512_1j.pdf


再生可能エネルギー等に関するプレスリリース
電力会社・ガス会社等によるプレスリリース

情報提供:JPubb

プレスリリース一覧に戻る