2026 年 3 月 31 日
株式会社 SBI 新生銀行
電力市場販売型系統用蓄電池事業に対するプロジェクトファイナンスの組成について[SBI新生銀行]株式会社 SBI 新生銀行(本社:東京都中央区、代表取締役社長:川島 克哉、以下「当行」)は、電力市場販売型の系統用蓄電池事業を対象とした約 60 億円のプロジェクトファイナンス(以下「本件融資」)を組成しましたので、お知らせいたします。
本件融資は、株式会社レノバ(本社:東京都中央区、代表取締役社長 CEO:木南 陽介)をメインスポンサーとし、NCS アールイーキャピタル株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:新井 貴)および SMFL みらいパートナーズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:上田 明)が共同出資するアールワン蓄電所合同会社を事業主体とする、電力市場販売型系統用蓄電池事業(以下「本プロジェクト」)を対象としています。
本件融資は、卸電力市場、需給調整市場および容量市場等から得られる収入を返済原資とするノンリコース型のプロジェクトファイナンスであり、国内における大規模な電力市場販売型蓄電池事業向けの融資として、先進的な事例となります。当行は、本件において単独のアレンジャー兼貸付人として参画しました。
1.プロジェクトの概要および意義
本プロジェクトは、静岡県菊川市において建設・運営される、出力 90MW の系統用蓄電池(Battery Energy Storage System:BESS)を対象としています。BESS は、再生可能エネルギーの導入拡大に伴い重要性が高まる電力需給調整機能を担うインフラであり、需給調整市場や容量市場等へ柔軟にアクセスすることで、電力の需給バランス調整機能を提供します。
また、本プロジェクトは、固定価格による売電に依存せず、電力市場における販売を通じて収益を確保する「電力市場販売型」、いわゆるマーチャント型事業として運営される点に特徴があります。
本プロジェクトは、株式会社レノバが掲げる「グリーンかつ自立可能なエネルギー・システムを構築し枢要な社会的課題を解決する」という経営理念を支える取り組みの一環として位置付けられており、同社がこれまで再生可能エネルギー事業を通じて培ってきた知見と、蓄電所の運用に関する内製化されたノウハウを活用した、大規模な電力市場販売型蓄電池事業です。大規模化によるコスト競争力の向上と、電力市場への柔軟な対応を通じて、将来的に蓄電池事業者間の競争が激化する環境下においても、持続的な事業運営をするとともに、電力系統の安定化への貢献が期待されています。
2.当行としての役割および今後の方針
本件融資は、まだ前例の少ない、当行としても初の大型の電力市場販売型系統用蓄電池事業に対するプロジェクトファイナンスの組成であり、今後の再生可能エネルギー普及拡大に必須となる蓄電池事業の拡大に資する画期的な融資です。当行は、電力市場販売型蓄電池事業の特性を踏まえた先進的なプロジェクトファイナンスとして、今後も同種の融資を数多く組成する方針です。
当行は、本件融資を通じて、脱炭素社会の実現に向けた持続可能な金融の推進と、電力市場の高度化を支える新たなエネルギー事業モデルの形成に貢献いたします。今後も、これまで培ってきたプロジェクトファイナンスの知見を活かし、エネルギー関連分野において電力インフラの強靱化に資する金融支援を推進してまいります。
【プロジェクト概要】(参考)
項目
内容
蓄電所名
菊川西村蓄電所
事業主体
アールワン蓄電所合同会社
建設予定地
静岡県菊川市
想定送電端出力
90MW
事業形態
電力市場販売型 系統用蓄電池事業
運転開始
2028 年度(予定)
以上
お問い合わせ先
SBI新生銀行 サステナビリティ&コミュニケーション統括部
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