2025年12月11日
マレーシアにおいてごみ焼却発電プロジェクトの建設工事を受注
~ マレーシアの環境問題改善に貢献 ~ カナデビア株式会社は、このほど、マレーシアにおけるごみ焼却発電プラントのEPC(設計、調達、建設)をマレーシアを代表する独立系発電事業者であるMalakoffマラコフ Corporation Berhad.とマレーシア大手廃棄物処理・環境サービス業者のAlam Flora Environment Solution Sdn Bhdが設立した特別目的会社Sungaiスンガイ Udangウダン WtE Sdn Bhd.(以下、SUWTE)より、当社マレーシア子会社のAlamアラム Hzemヘゼム Sdn. Bhd.とシンガポールの設計・建設会社Jurong Engineering Limited(以下、JEL)および同社のマレーシアにおける建設子会社Equator Engineering Sdn. Bhd.(以下、EESB)との4社コンソーシアムで受注しました。
本件は、マレーシアのマラッカ地区に1,056t/日×1炉、発電量が約22MWのごみ焼却発電プラントを建設するプロジェクトです。SUWTEがマレーシア政府と34年間の都市ごみ処理事業の事業権契約を締結しました。当社はSUWTEから受注したEPCの内、火格子など主要機器設備の設計や調達に加え、試運転時のSV派遣を担当し、建設はコンソーシアムパートナーであるJEL とEESBが請け負います。
本プラントが完成すれば、約23万世帯のごみを処理でき、約3.4万世帯の電力を供給することが可能となります。
マレーシアでは、多くのごみは焼却処理されずにそのまま埋め立てられ、近年そのごみ処理による環境汚染が問題となっています。本ごみ焼却発電プラントの建設により、同国の環境問題に対処し、人々の生活に欠かせないエネルギーを提供します。
世界では人口が増え続けている中、ごみの量も増えており、ごみの埋立処理による環境問題が数多く発生しています。ごみの焼却処理は、衛生的な処理と減容化を実現し、焼却時の廃熱を利用した発電も可能です。当社グループはごみ焼却発電分野の世界的なリーディングカンパニーとして、グローバルに高まる衛生的なごみ処理とクリーンエネルギーの需要に応え、循環型社会の実現に向けて積極的に取り組んでいきます。
なお、本件の概要は以下のとおりです。
1.発 注 者:Sungai Udang WtE Sdn Bhd.
2.業務内容:ごみ焼却発電プラントの設計・調達・SV派遣業務
3.施設規模:処理量1,056t/日、発電量22MW
4.建設場所:マレーシア、マラッカ
5.納 期:2029年5月頃
(終)