令 和 7 年 1 2 月 1 0 日
四 国 電 力 株 式 会 社
伊方発電所における通報連絡事象(令和7年11月分)および
通報連絡事象に係る報告書の提出について ○ 令和7年11月に、当社から愛媛県および伊方町ほか関係自治体に通報連絡した事象は以下のとおりであり、法律に基づく報告事象に該当するものではなく、また、環境への放射能の影響もありませんでした。
事 象
発生月日
発表月日
県の公表区分
1.伊方発電所における協力会社作業員の負傷について
11 月 13 日
12 月 10 日
C
2.伊方発電所3号機 補助建屋排気筒高レンジガスモニタ電源装置の不具合について
11 月 27 日
11 月 27 日
B
○ 過去に発生した以下の通報連絡事象について、その後の調査結果を踏まえた原因と 対策をとりまとめ、愛媛県および伊方町ほか関係自治体に報告書を提出いたしました。
事 象
発生月日 (脆弱性解消月日)※
発表月日
県の公表区分
1.伊方発電所3号機 海水淡水化装置塩酸
注入系統弁からの塩酸漏えいについて
6 月 21 日
7 月 10 日
C
2.伊方発電所3号機 特定重大事故等対処
施設の電源設備の不具合について
7 月 30 日
(8 月 7 日)
9 月 10 日
C
県の公表区分
A:即公表
B:48 時間以内に公表
C:翌月 10 日に公表
PP:可能となった段階で速やかに公表
※ 県の公表区分では、特定重大事故等対処施設に係る異常事態のうち、C区分の異常事態については、 脆弱性が解消されたときを通報連絡があったときとみなし、翌月 10 日に公表することとなっている。
(別紙1)伊方発電所における通報連絡事象の概要(令和7年11月分)
(別紙2)伊方発電所における通報連絡事象の報告書概要
以上
別紙1
伊方発電所における通報連絡事象の概要(令和7年11月分)
1.伊方発電所における協力会社作業員の負傷について
11月13日、伊方発電所で勤務する協力会社作業員1名が右足の痛みを感じたことから病院を受診するとの連絡がありました。
当該作業員は、11月12日、伊方発電所3号機取水ピット付近を通行中に段差にて右足を負傷し、11月13日になって、痛みを感じたため受診することとしたものです。
医師による診察の結果、「右足捻挫」と診断されました。
なお、当該作業員の被ばく、汚染はありません。
2.伊方発電所3号機 補助建屋排気筒高レンジガスモニタ電源装置の不具合について
伊方発電所3号機は定期検査中のところ、補助建屋排気筒高レンジガスモニタ※1の故障を示す信号が発信したことから、当直員が現地確認し、当該モニタのサンプリングポンプ※2が停止していたことを確認しました。このため、保修員にて状況を確認し、11月27日7時18分、詳細な点検が必要と判断しました。
点検の結果、サンプリング盤内の制御回路の電源装置が不調であることを確認 しました。その後、電源装置を予備品に取り替え、サンプリングポンプが正常に起動し、当該モニタの測定に問題がないことを確認したことから、同日14時30分、通常状態に復旧しました。
本事象によるプラントへの影響および環境への放射能の影響はありません。 今後、詳細を調査します。
※1 事故発生時に原子炉補助建屋から排気される空気に含まれる高い放射線量を測定する装置。通常 運転時や定検中に原子炉補助建屋から排気される空気中の放射線量については、補助建屋排気筒 ガスモニタにて監視しており、高レンジガスモニタによる測定値は事故時にのみ使用する。
※2 原子炉補助建屋から排気される補助建屋排気筒内の空気を補助建屋排気筒高レンジガスモニタで 測定するために吸気し、測定後の空気を補助建屋排気筒に戻すポンプ。
公式ページ(続き・詳細)はこちら
https://www.yonden.co.jp/press/2025/__icsFiles/afieldfile/2025/12/10/pr004.pdf