アラブ首長国連邦・フジャイラF3複合ガス火力発電事業の商業運転開始
2025 年10 月29 日
北陸電力株式会社
当社が、初の海外直接投資案件として参画している、アラブ首長国連邦(以下、「UAE」)における「フジャイラF3複合ガス火力発電事業」(以下、「本事業」)が、このたび、商業運転を開始しましたので、お知らせいたします。
本事業は、当社およびEmirates Water and Electricity Company「エミレーツ水電力公社」、Abu Dhabi National Energy Company「TAQA」、丸紅株式会社、Mubadala Investment Company「Mubadala」が共同で進めているものであり、本年7月に、フジャイラF3発電所(出力:240万kW)が商業運転を開始しました。
フジャイラF3発電所は、最新鋭の高効率コンバインドサイクル方式を採用したUAE最大級・最高効率のガス火力発電所であり、環境負荷を抑えつつ、安定的に電力供給することが可能となります。
また、将来的な電力需要増加に備えた重要な供給力になるだけでなく、再生可能エネルギーの導入拡大に向け必要不可欠な調整力などにもなることから、UAEの持続可能な発展や低炭素社会の実現に向けて、重要な役割を担うことになります。
本事業は、北陸電力グループ新中期経営計画に掲げる事業領域の拡大の一環として実施しているものであり、当社として初めての海外直接投資案件になります。
当社としては、これまで国内電力事業で培った発電所運営に係る知見を提供し、発電所の安定運転に努めるとともに、国内外での事業展開を図り、安定的な電力供給と低炭素社会の実現に貢献することなどを通じて、更なる企業価値の向上に努めてまいります。
<フジャイラF3複合ガス火力発電事業の概要>
事業会社名 Fujairah Power Company F3 LLC
所在地 アラブ首長国連邦 フジャイラ首長国内
発電方式 ガスタービンコンバインドサイクル(GTCC)
発電容量 240万kW
燃料 天然ガス
出資比率 TAQA 40%、丸紅株式会社20.4%、Mubadala 20%、当社19.6%
売電先 エミレーツ水電力公社
売電期間 25年間
運転開始 2025年7月12日
<フジャイラF3複合ガス火力発電所>
以上