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2025-10-23 00:00:00 更新

オーストラリア イクシスLNGプロジェクト 陸上ガス液化施設からのVOC排出量報告の差異について

2025 年10月23日
株式会社INPEX


オーストラリア イクシスLNGプロジェクト
陸上ガス液化施設からのVOC排出量報告の差異について


株式会社INPEX(以下、当社)は、オーストラリア連邦において操業主体(オペレーター)としてプロジェクトパートナーと共にイクシスLNGプロジェクト(以下、本プロジェクト)の安全かつ安定的な操業に努めております。この度、オーストラリア北部準州のダーウィン近郊に位置する本プロジェクトの陸上ガス液化施設(以下、同施設)からの一部化合物の排出に関する計算及び北部準州環境保全当局(以下、当局)への報告に誤りがあることが判明いたしました。


具体的には、2023/2024オーストラリア年度(2023年7月1日~2024年6月30日)における同施設からの一部化合物の排出量計算について、当社が2025年10月に調査を実施した結果、ベンゼン、トルエン、エチルベンゼン、キシレン(以下、BTEX)を含む揮発性有機化合物(volatile organic compounds/VOC)の排出に関して、当局にこれまで報告した数値と実際の数値に差があることが判明しました。このため、2025年10月22日に当局に対し、オーストラリア国家汚染物質インベントリー(National Pollutant Inventory/NPI)排出に関する報告数値及び再計算数値を下記表の通り報告いたしました。過年度分の排出量についても現在検証を実施しております。


なお、ダーウィン地域では継続的に大気の質と環境がモニタリングされており、ダーウィン地域におけるベンゼンの排出による大気汚染レベルは、0.0006 ppm未満であり、ベンゼンにおけるオーストラリア政府の環境保護対策(NEPM)が定めるモニタリング調査レベル(MIL)の基準値である0.003 ppmの5分の1以下であることが確認されています。従って、同施設からのこれらの排出量が地域住民や従業員の健康リスク及び環境汚染につながるようなことは認められてなく、同 施設からの排出レベルは常に政府によるガイドラインの範囲内であることを示しています。


当社は全ての事業において常に安全を最優先に、環境を保護するオペレーションを継続しております。今回の排出量データの差異について、当局に対して積極的な情報開示を行うとともに、説明責任を果たしてまいります。また、再発防止に向けて努めてまいります。


【当局に対するオーストラリア国家汚染物質インベントリー(National Pollutant Inventory/NPI)排出に関する再計算数値及び報告数値】


NPI 全VOC及び BTEX排出データ(トン)
23/24 NPI 報告数値
23/24 NPI 再計算数値
24/25 NPI 報告数値


VOC合計
1,618.83
3,562.3
4,324.4


ベンゼン
4.12
556.9
541.7


トルエン
5.05
569.8
469.7


エチルベンゼン
0.90
0.89
1.14


キシレン
1.95
1.98
61.6


以上

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