2025 年10月17日
スターシーズ株式会社

販売用不動産（系統用蓄電所の土地及び設備）並びに電力接続権の取得に関するお知らせ

当社は、2025 年10 月17 日開催の取締役会において、株式会社ダイサン（代表取締役 峠元 幹也。以下、「ダイサン」といいます。）から、系統用蓄電所の土地、設備及び電力接続権を取得することを決議いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。

記

１．取得の理由

当社は、2025年７月17日付け「新たな事業の開始に関するお知らせ」において公表いたしましたとおり、再生可能エネルギー事業の事業領域の拡大を図るため新たな事業として系統用蓄電池事業に参入いたしました。

その後、2025年９月26日付け「固定資産（系統用蓄電所の土地及び設備）並びに電力接続権の取得に関するお知らせ」において公表いたしました和歌山県内の蓄電所、並びに2025年10月９日付け「販売用不動産（系統用蓄電所の土地及び設備）並びに電力接続権の取得に関するお知らせ」において公表しました愛知県内２物件を既に取得しております。

この度、当社は新たにダイサンが保有する福岡県内の系統用蓄電所について提案を受け、土地、設備及び電力接続権（以下、「本事業」といいます。）を取得することを決議いたしました。

２．事業の概要

（１）本事業の内容

当社は、2025年７月17日付け「新たな事業の開始に関するお知らせ」において公表いたしましたとおり、2027年度までに全国50カ所、合計出力100MW（蓄電池容量400MWh規模） の蓄電所の開発・運用を目指し、再生可能エネルギーの更なる導入拡大に貢献する系統用蓄電池事業を推進しております。本事業につきましては、現在、ダイサンが保有している福岡県内の土地及び系統用蓄電所における電力会社への電力接続権を当社にて取得します。今後取得した土地に、関係会社と協業し系統用蓄電所を開発し、電力のアグリゲーター（電力を使用する需要家と電力会社の間に立ち、電力の需要と供給のバランスコントロールや、各需要家のエネルギーリソースの最大限の活用に取り組む事業者で「特定卸供給事業者」ともいいます。）と契約のうえ、系統用蓄電池事業を行ってまいります。

（２）当事業年度における売上高及び経常利益

系統用蓄電所の土地、設備及び電力会社へ売電するための電力接続権を取得することによる、売上高及び経常利益の計上はございません。

（３）取得価額及び決済方法

取得価額につきましては、相手先の意向により非開示としておりますが、当社の前連結会計年度の末日における連結売上高の10%（511百万円）以上に相当する額であり、その決済方法は現金（銀行振込）となります。

３．本事業取得の概要

（１） 所在地 福岡県筑紫野市大字原713番50
（２） 名称筑紫野蓄電所
（３） 最 大 受 電 電 力 1890.0ｋW
（４） 接 続 電 力 会 社 九州電力送配電株式会社

４．取得相手先の概要

（１） 名称株式会社ダイサン
（２） 所在地 広島県廿日市市阿品台 ２-16-12
（３） 代表者の役職・氏名 代表取締役 峠元 幹也
（４） 事 業 内 容 総合建設業
（５） 資本金 59百万円
（６） 設 立 年 月 1994年３月
（７） 上場会社と当該会社との間の関係
資 本 関 係 該当事項はありません。
人 的 関 係 該当事項はありません。
取 引 関 係 該当事項はありません。

５． 取得の日程

（１） 契約日 2025年10月17日（予定）
（２） 接 続 連 系 日 2026年３月10日（予定）
（３） 運 転 開 始 日 2026年４月30日（予定）

６．今後の見通し

今後は、土地及び接続権を活用し、関係会社との連携のもと、系統用蓄電所の建設を進めるとともに、電力アグリゲーターとの契約を通じて、系統用蓄電池事業を本格的に開始してまいります。

なお、本事業の開発にあたっては、設置工事の実施から系統連系、さらに電力取引市場への参入を可能とするシステム調整まで、一連の工程を完結させる必要があり、関係会社との多岐にわたる調整が不可欠となります。また、進行状況に応じて、接続権を売却し、取得済みの権利を他の権利と差し替える可能性もございます。

今期以降の業績予想については、他の要因も含め現在精査中であり、確定次第、速やかにお知らせいたします。

以 上