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2025-10-15 15:00:00 更新

高浜発電所4号機の原子炉起動および調整運転の開始予定

高浜発電所4号機の原子炉起動および調整運転の開始予定


2025年10月15日
関西電力株式会社


第26回定期検査中の高浜発電所4号機(加圧水型軽水炉 定格電気出力87万キロワット、定格熱出力266万キロワット)の原子炉起動および調整運転の開始予定等は次の通りです。


第26回定期検査開始 :2025年 6月18日(実績)
原子炉起動 :2025年10月16日
臨界 :2025年10月17日
調整運転開始 :2025年10月19日
本格運転再開(総合負荷性能検査終了):2025年11月13日


以 上


(添付資料)高浜発電所4号機 第26回定期検査の概要
(別紙)高浜発電所4号機 第26回定期検査の作業工程


添付資料


高浜発電所4号機 第26回定期検査の概要


1.主要工事


(格納容器内小型クレーン一時撤去工事)
(図-1参照)


次回(第27回)定期検査時に予定されている蒸気発生器取替工事の先行工事として、取替作業に干渉する格納容器内小型クレーンを一時撤去しました。


2.2次系配管の保全対策


当社の定めた「2次系配管肉厚の管理指針」に基づき、2次系配管303箇所(主要点検部位:226箇所、その他部位:77箇所)について超音波検査(肉厚測定)を実施しました。その結果、必要最小厚さを下回っている箇所および次回定期検査までに必要最小厚さを下回る可能性があると評価された箇所はありませんでした。


※「2次系配管肉厚の管理指針」の点検対象部位 2,617箇所
(主要点検部位:1,573箇所、その他部位:1,044箇所)


3.蒸気発生器伝熱管の渦流探傷検査結果


3台(A、B、C)ある蒸気発生器(以下、SG)の伝熱管全数について渦流探傷検査を実施しました。その結果、C-SGの伝熱管2本について、いずれも管支持板部付近に外面(2次側)からの減肉とみられる有意な信号指示が認められました。また、A-SGの伝熱管1本およびC-SGの伝熱管1本の高温側管板上部に内面(1次側)からの割れとみられる有意な信号指示が認められました。


調査の結果、伝熱管の外面減肉が認められた原因は、これまでと同様に過去に2次系給水系統からSG器内に持ち込まれた鉄分により伝熱管表面に生成された稠密なスケールが、プラント起動や運転に伴い一部が剥離し、管支持板下面に留まり、そのスケールに伝熱管が繰り返し接触したことで発生した摩耗減肉と推定しました。また、伝熱管内面に有意な信号指示が認められた原因は、既往知見である応力腐食割れと推定しました。


対策として、有意な信号指示が認められた伝熱管4本については、高温側および低温側管板部で施栓し、使用しないこととしました。管板、各管支持板上面に残存するスケールが次の運転サイクル中に伝熱管をきず付けないよう、小型高圧洗浄装置により、SG器内の洗浄を実施しました。また、長期的な信頼性を確保するという観点から、予防保全策として次回(第27回)定期検査においてSGの取替えを計画しています。


公式ページ(続き・詳細)はこちら
https://www.kepco.co.jp/corporate/pr/2025/pdf/20251015_1j.pdf


情報提供:JPubb

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