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2025-10-09 09:00:00 更新

Kanadevia Inova、英国初となるごみ焼却発電プラントでのCO2回収(Carbon Capture)施設を受注

2025 年10月9日


Kanadevia Inova、英国初となるごみ焼却発電プラントでの
CO2回収(Carbon Capture)施設を受注


カナデビア株式会社の 100%子会社で、ごみ焼却発電プラントやバイオガスプラントの設計、建設、保守、運営などを手掛けるKanadevia Inova AG(スイス、以下、Inova)は、このほど、英国を拠点にごみ焼却発電プラント運営などを行うEncyclisエンサイクリスより、英国のごみ焼却発電プラントの排ガスから二酸化炭素(CO2)回収(CC=Carbon Capture)を行う施設のEPC業務を受注しました。ごみ焼却発電プラントでのCCプロジェクトは、同国内で初めてであり、Inovaとしても初の案件です。


【CC施設を備えたごみ焼却発電プラントの完成イメージ】


Inova が請け負うCC施設は、英国イングランド北西部チェシャー州で建設中のごみ焼却発電プラントに隣接して設置し、2029 年に完成予定です。CO2の吸収材としてアミンを用いるアミンスクラビング技術によって年間約37万トンのCO2を回収できる見込みです。本プロジェクトは、英国北西部を中心に展開する大規模な低炭素エネルギープロジェクト「HyNet North West」の一つで、回収したCO2は近郊のリバプール湾の枯渇したガス田での永久的、安定的な貯蔵が計画されています。


ごみ焼却発電とその排ガスからのCCを組み合わせることにより、廃棄物をエネルギーとして有効利用しつつ、気候変動対策を推進することができます。


InovaはCC技術に関し、既に英国内で2つのパイロットプロジェクトを成功させてきました。


初めてフルスケールでのプロジェクトとなる本件は、今後のCC市場への参入、さらには、英国内での廃棄物処理の変革に向けて、重要な案件であると位置づけています。


当社グループは、ごみ焼却発電プラントの分野において、世界のリーディングカンパニーとして、廃棄物の衛生的な処理とエネルギー資源としての活用に寄与してまいりました。⾧年培った技術をさらに発展させ、今後も世界各地の脱炭素化や環境保全に貢献してまいります。


なお、本件の概要は以下のとおりです。


1.発 注 者:Encyclis(英国)
2.建 設 地:英国イングランド・チェシャ―州
3.施設能力:CO2回収量 37万トン/年
4.完成時期:2029年(予定)


(終)

情報提供:JPubb

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