2025年8月13日
関西電力株式会社
大飯発電所3号機の原子炉起動および調整運転の開始予定第21回定期検査中の大飯発電所3号機(加圧水型軽水炉 定格電気出力118万キロワット、定格熱出力342万3千キロワット)の原子炉起動および調整運転の開始予定等は次の通りです。
第21回定期検査開始 :2025年 6月 1日(実績)
原子炉起動 :2025年 8月14日
臨界 :2025年 8月15日
調整運転開始 :2025年 8月16日
本格運転再開(総合負荷性能検査終了):2025年 9月10日
以 上
(添付資料)大飯発電所3号機 第21回定期検査の概要
(別紙)大飯発電所3号機 第21回定期検査の作業工程
大飯発電所3号機 第21回定期検査の概要
1.主要工事等
(放射線監視装置信号処理盤取替工事) (図-1参照)
電子部品の製造中止等に伴う保守性向上の観点から、放射線管理施設エリア
モニタリング設備およびプロセスモニタリング設備のうち放射線監視装置信号処理盤(5面)を取り替えました。
2.2次系配管の保全対策 (図-2参照)
当社の定めた「2次系配管肉厚の管理指針」に基づき、2次系配管514箇所(主要点検部位:377箇所、その他部位:137箇所)について超音波検査(肉厚測定)を実施しました。また、6箇所については、内面目視点検を実施しました。その結果、必要最小厚さを下回っている箇所および次回定期検査までに必要最小厚さを下回る可能性があると評価された箇所はありませんでした。
また、今回の点検において減肉傾向が確認された部位1箇所、過去の点検において減肉傾向が確認された部位1箇所、および配管取替え時の作業性を勘案した部位6箇所の合計8箇所を炭素鋼、または耐食性に優れたステンレス鋼の配管に取り替えました。
3.蒸気発生器伝熱管の渦流探傷検査結果
蒸気発生器4台(A~D)のうち、B、D-蒸気発生器伝熱管全数※について渦流探傷検査を実施し、異常のないことを確認しました。
※B、D:各3,382本、計:6,764本
4.燃料集合体の取替え
燃料集合体全数193体のうち73体(うち、56体は新燃料集合体)を取り替えました。
また、健全性確認のため、一部の燃料集合体の外観検査(30体)も実施し、異常のないことを確認しました。
5.次回定期検査の予定
2026年10月
以上
公式ページ(続き・詳細)はこちら
https://www.kepco.co.jp/corporate/pr/2025/pdf/20250813_1j.pdf