令 和 7 年 8 月 1 2 日
四 国 電 力 株 式 会 社
伊方発電所における通報連絡事象(令和7年7月分)および通報連絡事象に係る報告書の提出について○ 令和7年7月に、当社から愛媛県および伊方町ほか関係自治体に通報連絡した事象は以下のとおりであり、法律に基づく報告事象に該当するものではなく、また、環境への放射能の影響もありませんでした。
事 象
発生月日
発表月日
県の公表区分
1.伊方発電所3号機 総合排水処理装置の次亜塩素酸ソーダ貯槽出口配管からの次亜塩素酸ソーダ漏えいについて
7 月 2 日
8 月 12 日
C
2.伊方発電所1号機 燃料取替用水ライン弁からのほう酸水の漏えいについて
7 月 4 日
7 月 4 日
B
3.伊方発電所3号機 発電機出力の変動に ついて
7 月 14 日 8 月 12 日
C
4.伊方発電所における協力会社作業員の体調不良について
7 月 24 日 8 月 12 日
C
5.伊方発電所における当社従業員の救急搬送について
7 月 24 日 7 月 24 日
A
6.伊方発電所における協力会社作業員の体調不良について
7 月 26 日 8 月 12 日
C
7.伊方発電所における協力会社従業員の救急搬送について
7 月 30 日 7 月 30 日
A
8.伊方発電所1、2号機 純水装置塩酸受入
タンク抜取り作業中の塩酸漏えいについて
7 月 30 日 8 月 12 日
C
県の公表区分
A:即公表
B:48 時間以内に公表
C:翌月 10 日に公表
PP:可能となった段階で速やかに公表
○ なお、今月は過去に発生した通報連絡事象についての原因と対策をまとめた報告書の 提出はありませんでした。
(別紙)伊方発電所における通報連絡事象の概要(令和7年7月分)
以上
別紙
伊方発電所における通報連絡事象の概要(令和7年7月分)
1.伊方発電所3号機 総合排水処理装置の次亜塩素酸ソーダ貯槽出口配管からの 次亜塩素酸ソーダ漏えいについて
7月2日11時15分、通常運転中の伊方発電所3号機の総合排水処理装置※ 1 (管理区域外)において、総合排水処理装置の次亜塩素酸ソーダ※2貯槽出口配管付近(トレンチ内)に、液体がたまっていることを保修員が確認しました。確認後、漏えい箇所の隔離を行い、次亜塩素酸ソーダ貯槽出口配管内の次亜塩素酸ソーダを抜き取り、漏えいは停止しました。
調査の結果、たまっていた液体は、次亜塩素酸ソーダ貯槽出口配管フランジ部と配管の接続部から漏れた次亜塩素酸ソーダであることを確認しました。たまっていた液体の量は、約0.2リットルであり、ふき取り等実施し、全て回収しました。
漏えい量については、次亜塩素酸ソーダ貯槽の液位低下から約500リットルと推定していますが、トレンチ内の雨水排水口直下にある土を分析したところ、表層以外からは残留塩素は検出されていないことから、発電所外への流出はありませんでした。
その後、漏えいがあった次亜塩素酸ソーダ貯槽出口配管フランジおよび配管を取り 替え、漏えいがないことを確認し、7月4日10時24分、通常状態に復旧しました。
なお、取り外した配管フランジおよび配管に水を通水して、漏えい確認を行った ところ、配管側2箇所からの漏えいを確認しました。
本事象によるプラントへの影響および環境への放射能の影響はありません。
今後、詳細を調査します。
※1 発電所の管理区域外(タービン建屋、事務所等)から排出される一般排水を浄化する設備。
※2 定期検査時等に、発生したヒドラジン(酸化防止剤)を含む排水の処理に使用している薬品。
公式ページ(続き・詳細)はこちら
https://www.yonden.co.jp/press/2025/__icsFiles/afieldfile/2025/08/12/pr002_1.pdf