2025 年8月1日
株式会社レゾナック・ホールディングス
連結子会社における株式譲渡(孫会社の異動)による
欧州自動車用および産業用鉛蓄電池事業の譲渡に関するお知らせ 株式会社レゾナック・ホールディングス(以下、「当社」)の連結子会社である株式会社レゾナック(以下、「REC」)は、REC が直接的に保有するFiamm Energy Technology S.p.A.(以下、「FET社」)の全発行済株式を、 AURELIUS INVESTMENT LUX ONE S.À R.L.傘下の特別目的会社であるAURELIUS INVESTMENT LUX SIXTEEN S.À R.L.(以下、「AURELIUS 社」)に譲渡する株式譲渡契約書を本日締結(以下、「本取引」)しましたので、下記の通りお知らせいたします。
記
1. 本件取引の背景と目的
REC は、前身である旧日立化成株式会社(以下、「旧日立化成」)時代の2017年に、欧州、米国、東南アジア等における自動車用および産業用鉛電池事業の強化を目的として、自動車用および産業用鉛蓄電池について欧州を中心に高いシェアを有するFET社の株式51.0%を取得、その後完全子会社化しました。
FET 社を買収した当時、旧日立化成は蓄電システム事業のグローバル市場における地位確立を目指し、製品力の強化、拠点拡充等に積極的に取り組んでいました。その一環として、FET社のブランド力や製造拠点、販売網などを活用し、自動車用および産業用鉛電池事業の拡大を段階的に進めてきました。
一方、当社グループは、「統合新会社の長期ビジョン(2021~2030)」で示した通り、世界トップクラスの機能性化学メーカーとして、持続可能な社会への貢献を目指しています。その実現に向けて、継続的にポートフォリオの見直しをはかることで、持続的な成長を追求しています。
このビジョンに基づき、最適な経営資源の配分及び事業ポートフォリオマネジメントを検討する中で、FET社の在り方について、あらゆる選択肢を慎重に検討しました。その結果、FET社の成長を支える戦略適合性/ベストオーナーの観点から、経営の実行支援において高く評価され、広く認知されているグローバルなプライベート・エクイティファンドであり、欧州において製造業における専門的な知見及び経営資源を有し、豊富な案件実績を誇っているAURELIUS社の元で事業拡大を図ることが、各ステークホルダーにとって最適であると判断し、本譲渡を推進することを決定いたしました。
本取引の実現により、FET社がAURELIUS社の元で積極的かつ戦略的に事業を推進していくことにより、さらなる成長と競争力の強化が実現できるものと確信しています。
2. 異動する孫会社(Fiamm Energy Technology S.p.A.)の概要
公式ページ(続き・詳細)はこちら
https://www.resonac.com/system/files/2025-08/20250801_Resonac_news_j.pdf