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2025年07月23日
ヤンマーホールディングス株式会社
<表彰式の様子※>
ヤンマーホールディングスのグループ会社であるヤンマーパワーテクノロジー株式会社の舶用水素燃料電池システム「GH240FC」を搭載した旅客船「HANARIA」が、「マリンエンジニアリング・オブ・ザ・イヤー(土光記念賞)2024」を受賞しました。「マリンエンジニアリング・オブ・ザ・イヤー(土光記念賞)2024」とは、日本マリンエンジニアリング学会がマリンエンジニアリング分野での優れた技術に対して授与する賞で、今回は商船三井テクノトレード株式会社、本瓦造船株式会社、トヨタ自動車株式会社、ヤンマーパワーテクノロジー株式会社の4社が受賞しました。
「HANARIA」は、水素とバイオディーゼルを使った日本初のハイブリッド型旅客船で、商船三井テクノトレード株式会社が運航しています。本船には、ヤンマーグループ初の水素燃料商品である舶用水素燃料電池システムやヤンマーが開発したリチウムイオンバッテリーシステム、船内全体の電力供給を統合制御するシステムが搭載されています。運航時には、水素燃料電池システムとリチウムイオンバッテリーのみで航行するゼロエミッションモードと、水素燃料電池、リチウムイオンバッテリー、バイオディーゼル発電機が並列運転するハイブリッドモードの切換が可能です。本船に搭載されているシステムは、電動化が難しい船舶業界においてエンジンを活用しつつ環境負荷の低減を図るもので、さらに騒音や振動、排ガス臭を大幅に低減することで乗客の快適性も向上させています。
なお「HANARIA」は、日本船舶海洋工学会が技術的、芸術的、社会的に優れた船舶に授与する「シップ・オブ・ザ・イヤー2024」にも選定されています。「マリンエンジニアリング・オブ・ザ・イヤー」と「シップ・オブ・ザ・イヤー」のダブル受賞は両賞が始まって以来、初めてです。
ヤンマーグループは持続可能な社会の実現に向け「YANMAR GREEN CHALLENGE 2050」を推進しています。今後も、お客様の脱炭素化のニーズに合わせたソリューションを提供していきます。
プレスリリース:舶用水素燃料電池システムを国内初の水素・バイオ燃料のハイブリッド旅客船向けに初出荷(2023年10月26日)
プレスリリース:舶用水素燃料電池システムがドイツのデザイン賞「Red Dot Design Award 2025」を受賞(2025年7月9日)
ヤンマーグループでは、持続可能な社会を目指し、「YANMAR GREEN CHALLENGE 2050」を推進しています。「GHG 排出量ゼロの企業活動を実現する」「循環する資源を基にした環境負荷フリーの企業活動を実現する」「お客様の GHG 排出ネガティブ・資源循環化に貢献する」という 3 つの課題に挑戦することで、ブランドステートメントに掲げる“A SUSTAINABLE FUTURE”を実現します。詳しくは、https://www.yanmar.com/jp/about/ygc/をご覧ください。
1912年に大阪で創業したヤンマーは、1933年に世界で初めてディーゼルエンジンの小型実用化に成功した産業機械メーカーです。「大地」「海」「都市」のフィールドで、エンジンなどのパワートレインを軸に、アグリ、建機、マリン、エネルギーシステムなどの事業をグローバルに展開。環境負荷フリー・GHGフリーの企業を目指し、顧客価値を創造するソリューションを提供しています。未来を育むヤンマーの価値観「HANASAKA」を基盤に、ブランドステートメントとして掲げる“A SUSTAINABLE FUTURE”を実現します。詳しくは、ヤンマーのウェブサイトhttps://www.yanmar.com/jp/about/をご覧ください。
ヤンマーホールディングス株式会社
マーケティング部 コミュニケーション部 広報担当
E-mail: koho@yanmar.com
情報提供:JPubb