美浜発電所後継機の自主的な現地調査の実施に向けた対応 2025年7月22日
関 西 電 力 株 式 会 社
当社は、2010年11月24日以降、美浜発電所1号機の後継機設置の可能性検討にかかる自主的な調査を開始することを発表しました。
(2010年11月24日 お知らせ済み)
当社は、2011年3月12日以降見合わせていた美浜発電所の後継機設置検討の自主的な現地調査を再開することとし、この度、調査実施に向けて、今後、地元の皆さまへのご説明等を進めてまいります。
資源が乏しい我が国においては、S+3Eの観点から、原子力が将来にわたって役割を果たすことが重要です。また、国の原子力政策では、第7次エネルギー基本計画で持続的な活用方針が示されました。
当社は、「ゼロカーボンビジョン2050」において、原子力発電所の新増設・リプレースの実現を掲げており、これを推進していく中で、後継機の事業成立性検討の一環として自主的な現地調査の再開が必要との判断に至りました。
本調査は、新規制基準への適合性の観点から、地形や地質等の特性を把握し、後継機設置の可能性有無について検討するために行うものです。後継機設置の判断にあたっては、本調査の結果に加え、革新軽水炉の開発状況や規制の方針、さらに投資判断を行う上での事業環境整備の状況を総合的に考慮する必要があります。そのため、本調査の結果のみをもって後継機設置を判断するものではありません。
今後、地元の皆さまに自主的な現地調査についてご説明し、ご協力をいただきながら、地形・地質調査等を実施する予定です。
当社は、安全最優先で原子力発電所の安全・安定運転に全力で取り組むとともに、地元をはじめとする皆さまのご理解を賜りながら、原子力発電事業を推進してまいります。
以上