令和7 年7月9日
四国電力株式会社
伊方発電所1号機 燃料取替用水ライン弁からのほう酸水の漏えいについて(続報) 伊方発電所1号機は廃止措置中のところ、本日0時30分頃、運転員が燃料 取替用水ライン弁からほう酸水が漏えいし、ほう酸が析出していることを確認しました。その後、当該弁から析出したほう酸の拭き取りを行うとともに、漏えい箇所の水抜きを行い、6時12分、ほう酸水の漏えいが停止したことを確認しました。
ほう酸水の漏えい量は約140ミリリットルで、分析の結果、放射能量は 約43Bq※1と推定しました。
なお、本事象によるプラントへの影響および環境への放射能の影響はありません。
(7月4日にお知らせ済み)
当該弁の分解点検を実施し、弁内部の構成部品で消耗品であるダイヤフラム※2と、 軽微な腐食を確認したボルト(全8本中4本)の取り替えを実施しました。
その後、当該箇所の水張りを行い、漏えいがないことを確認し、本日10時 15分、通常状態に復旧しました。
引き続き、詳細を調査します。
※1 国への報告基準(370万Bq)の8万分の1程度
※2 弁内部の構成部品で、流体を閉止する機能を有する消耗品。今回使用していたダイヤフラムはゴム製のもの。
燃料取替用水タンク
格納容器冷却材
ドレンタンクへ
原子炉格納容器内
凡例
弁(閉状態)
当該箇所
伊方発電所1号機 燃料取替用水系統概略図
以 上