オリンパス、ベトナムの製造拠点で再生可能エネルギー100％を達成I-REC活用により、CO2排出量削減に貢献

2025年7月1日

Olympus Vietnam Co., Ltd.

I-REC 証書

＜お知らせ＞

オリンパス株式会社（以下、オリンパス）は、ベトナムの医療用内視鏡関連製品の製造拠点であるOlympus Vietnam Co., Ltd.（以下、OVNC）において、I-TRACK（The International Tracking Standard Foundation）により認証された国際的な再生可能エネルギー証書であるI-REC（International Renewable Energy Certificate）を活用し、2024年7月から2025年3月までの期間における使用電力の100％再生可能エネルギー化を達成したことをお知らせします。

OVNCでは、工場の屋根スペースを活用したオンサイト型コーポレートPPAサービス^※1を導入するなど、再生可能エネルギーへのシフトを段階的に進めてきました。今回、これまでの施策に加え、新たにI-RECを活用することで、事業活動における全電力の再生可能エネルギー化を実現しました。本施策によるCO2削減効果はオリンパス全体のCO2排出量の約10％（約4,800トン）に相当します。オリンパスでは、すでに国内の開発・製造拠点^※2における全使用電力を再生可能エネルギーに転換しており、本施策により、オリンパスの掲げるカーボンニュートラル達成という目標へさらに近づきます。OVNCは今後も、I-RECを継続して活用するとともに、CO2排出量の削減を進め、脱炭素社会の構築に貢献してまいります。

※1「Power Purchase Agreement（電力販売契約）モデル」の略。電力需要家が発電事業者から直接再エネ電力を購入する契約形態。オンサイトPPAモデルは、電力需要家の敷地や屋根等のスペースを利用して発電設備を設置。

※2一部のサービス拠点、一部の販売拠点などを除く。

取締役 代表執行役 会長兼ESGオフィサー（ESG担当役員）竹内 康雄 コメント

「私たちは当社の存在意義である 『世界の人々の健康と安心、心の豊かさの実現』に向けて、ESGの重要課題に対し、さまざまな取り組みを積極的に進めています。この度の取り組みは、オリンパスが掲げる2031 年3月期までに自社事業所からの CO2 排出量を実質ゼロとするカーボンニュートラルの目標達成にさらに近づくものです。オリンパスは今後も再生可能エネルギーのさらなる活用をはじめとした環境負荷低減に向けた取り組みを継続し、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。」

I-RECついて

I-RECは、アジア、南米、アフリカ、日本など、世界約60ヵ国以上で発行される国際的な「再生エネルギー属性証書」です。電力の属性を証明することを目的としており、再生可能エネルギーの産地・電源種別などを明確にします。これにより、I-RECを適用した消費電力を再エネ電気として扱うことが認められています。

本リリースに掲載されている社名及び製品名は各社の商標または登録商標です。

オリンパスについて

オリンパスは「私たちの存在意義」として掲げる、世界の人々の健康と安心、心の豊かさの実現を目指しています。世界をリードするメドテックカンパニーとして、私たちは医療従事者の方々と共に、病変の早期発⾒、診断、そして低侵襲治療に役立つ革新的なソリューション・サービスの提供を通じて対象疾患における医療⽔準の向上に貢献してまいります。創業から100余年、オリンパスはこれからも世界中のお客様に最適な価値をもたらす製品を提供することで、社会への貢献を目指します。詳しくはオリンパスの公式サイト（www.olympus.co.jp）ならびにX（@Olympus_Corp_JP）をご覧ください。

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