2025 年 6 月 18 日
株式会社森とみずのちから
NTT アノードエナジー株式会社
一般社団法人 CoIU 設立基金
国内の水資源を生かした「地方創生・地域共生」と「脱炭素社会の実現」をめざす
~小水力発電事業および地域共創事業の検討のための協定書締結~
全国で水力発電事業を手がける株式会社森とみずのちから(代表取締役:貝本隆三、本社、奈良県吉野郡下市町、以下「森とみずのちから」)は、エネルギー流通ビジネスを展開するNTT アノードエナジー株式会社(代表取締役社長:岸本 照之、東京都港区、以下「NTT アノードエナジー」)および共創を軸にした新しい大学設立に取り組む一般社団法人 CoIU 設立基金(代表理事:井上博成、岐阜県飛騨市、以下「CoIU 設立基金」)と、国内の豊富な水資源を生かした小水力発電事業および地域共創事業の検討のための協定を締結しました。
協定書締結の背景
再生可能エネルギー(以下、再エネ)には、その普及を通じた脱炭素社会の実現と同時に、地域産業発展の礎となることが求められています。なかでも小水力発電は、河川の高低差が生み出す位置エネルギーにより発電を行うため地域資源を活用した持続可能な再エネとして今後の普及が期待されています。また、電力への変換効率が一般的に 60~80%程度といわれており、太陽光発電など他の再エネの 10~30%前後と比較すると、突出して変換効率のよい再エネといえます。
森とみずのちからと NTT アノードエナジーは、両社の企業活動の軸として、「地方創生・地域共生」と「脱炭素社会の実現」を掲げています。国内の水資源を生かし価値化していくことで両者の理念を達成していくため、森とみずのちからが持つ小水力発電所の開発ノウハウとNTTアノードエナジーの持つ通信ビルの電力システム構築・保守で蓄積した知見(エンジニアリング能力、メンテナンス技術)や、太陽光発電事業で得た知見(エンジニアリング能力、電源開発能力、運営管理能力)を掛け合わせ、小水力発電の実現可能性を検討していくことに合意しました。
また、CoIU 設立基金においては、地域共創を人材視点から提案することで、三者の利点を最大限活用します。
各社の役割
森とみずのちからでは、地域の特性に合わせて地域主導型もしくは協働型で環境に配慮した発電システムである小水力発電事業を進めていくことで脱炭素社会の達成に貢献することをめざしています。また、NTTアノードエナジーは、再エネの電源開発、調達、調整、販売まで一気通貫で効率的に行う「エネルギー流通ビジネス」を展開しており、NTT グループが掲げる「NTT Green Innovation toward 2040」※1の実現や、グリーン電力を求めるお客さまの声に応えるとともに、地域と共生した事業を推進していきます。
CoIU 設立基金は、飛騨市に大学を設立することを目的とし共創協働を掲げています。
公式ページ(続き・詳細)はこちら
https://www.ntt-ae.co.jp/site_content/wp-content/uploads/2025/06/NewsRelease_20250618.pdf