プレスリリース

powered by JPubb

本ページでは、プレスリリースポータルサイト「JPubb」が提供する情報を掲載しています。

2025-06-05 00:00:00 更新

シンガポールにおける屋根置き太陽光発電事業への融資契約の締結について

2025 年 6 月 5 日


東京電力ホールディングス株式会社


シンガポールにおける屋根置き太陽光発電事業への融資契約の締結について


当社とアジア最大の不動産アセットマネジメント会社である ESR Group Limited(以下、「ESR」)※1が、屋根置き太陽光発電事業の実施を目的として共同設立した特別目的事業体は、このたび、永豊銀行(Bank SinoPac、本社台湾)※2と、当社グループとして初となる、ポートフォリオアセット向けプロジェクトファイナンス※3による融資契約を 2025 年 5 月 15 日に締結いたしました。本契約は、シンガポールにおける約 10MW(1 万 kW)の屋根置き太陽光発電事業(以下、「本事業」)に対して、日本円で約 11 億円の融資を受けるもので、今後、総容量 40MW(4 万 kW)の開発に向けて日本円で約 39 億円の最大融資額まで拡大していく予定です。


なお、本事業では複数の電力需要家との間でそれぞれコーポレート PPA※4が締結されており、当社は、アジア太平洋地域において、総容量で 100MW(10 万 kW)級の屋根置き太陽光発電設備を導入することを計画しています2023 年 9 月 22 日お知らせ済み


このたびの融資契約は、本事業における更なる太陽光設備導入を資金面で可能にするとともに、カーボンニュートラル社会の実現に資する小規模・分散型再エネの拡大に寄与するものです。当社は、100%子会社である TEPCO Global Energy Pte. Ltd.を通じて、今後シンガポール等のアジアの国に続き、電力取引市場が活発なオーストラリアにおいて「海外版まちづくり」と称し、蓄電池やエネルギーマネジメントなどの導入についても検討を進めてまいります。


当社は、引き続き ESR と再生可能エネルギーソリューションを活用し、ワンチームでお客さまに CO2排出量ネット・ゼロの物件を提案していくことを目指し、カーボンニュートラルな世界の実現に貢献してまいります。


※1 ESR Group Limited:ESR は、物流不動産、データセンター、インフラストラクチャーなどのニューエコノミー不動産におけるアジア太平洋地域最大のアセットオーナー兼アセットマネージャーです。不動産市場を通じて、投資家、顧客、地域社会を支えるサプライチェーンを構築するとともに、不動産ファンドの運用と開発の完全一体型プラットフォームをベースに、投資家の皆様のグローバルなポートフォリオに価値と成長機会を創出します。日本、中国、韓国、インド、東南アジア諸国、オーストラリア、ニュージーランドおよびヨーロッパにおいて、それぞれのお客さまの目標達成を多角的にサポートする最先端の不動産市場を提供しています。


ESR は「持続可能な未来のための空間と投資のソリューション」をパーパスとして掲げており、地域社会が次世代にわたって発展し続ける幅広い有意義な事業を展開しています。(サイト URLhttps://www.esr.com/


※2 永豊銀行:永豊ファイナンシャルホールディングスの完全子会社で、現在台湾に 125 支店と、その他、香港、マカオ、ロサンゼルス、ホーチミン市、ハノイ(駐在員事務所)に 5 支店を展開しています。また、「永豊銀行―中国」は、中国に設立された初の台湾系投資銀行です。これまでに、香港、ベトナム、カンボジアなどで、太陽光発電所や小水力発電所を含む 10 件以上の再生可能エネルギー発電所事業を支援してきました。


※3 ポートフォリオアセット向けプロジェクトファイナンス:本事業のように複数の設備からなる事業に対し、事業のキャッシュフローや資産を担保として資金を調達する方法のこと


※4 PPA:Power Purchase Agreement の略で電力購入契約のこと


以上

再生可能エネルギー等に関するプレスリリース
電力会社・ガス会社等によるプレスリリース

情報提供:JPubb

プレスリリース一覧に戻る