本ページでは、プレスリリースポータルサイト「JPubb」が提供する情報を掲載しています。
2025年5月27日
ミネベアミツミ株式会社
ミネベアミツミグループ
「グリーンプロダクツ」
製品
ミネベアミツミグループのエイブリック株式会社(社長:田中 誠司、本社:東京都港区、以下:「ABLIC」)は本日より、バッテリーの簡易残量表示向け電圧監視IC LED5灯用「S-82F9シリーズ」、LED4灯用「S-82D9シリーズ」の販売を開始しました。
本製品は、電動工具等のバッテリー簡易残量表示をマイコンレスで実現する、電源監視ICです。そのため、低消費でバッテリーの電圧監視をすることが可能、かつ、複数の電圧監視を一つのICで実現することで省スペース化に貢献します。
従来、ディスクリートで部品を組み合わせるかマイコン等に搭載されている機能を使用するのが一般的ですが、この方法の場合、部品点数が多数になり基板スペースを大きく占有してしまったり、マイコンを使用した場合は消費電流が大きくなってしまうというデメリットが生じます。
本日発売した「S-82F9シリーズ」「S-82D9シリーズ」は、電圧監視ICの機能を活用することで従来のバッテリー残量表示方法のデメリットを解消することが可能な製品です。
新製品の特徴として、
(1)当社既存製品:S-8229の3灯用に加えて、今回4灯用/5灯用のICを追加し、マイコンレスによる低消費かつ省スペース化に貢献する簡易残量表示向けICのラインナップが充実したことで、用途に合わせた製品選択が可能になること、(2)EN端子付きのAシリーズで未点灯時の低消費化、SENSE端子付きBシリーズで高電圧監視が可能であること、(3)LEDの点灯方式がバッテリー電圧に応じて点灯数が増える" Full charge all on " とバッテリー電圧に応じて点灯するLEDを変化させる" Individual step voltage on "の2種類から選択可能であることがあげられます。
ABLICは、当社の技術力を最大限に活用し、さらなる高精度化・高機能化を目指すとともに、今後も多くの分野のアプリケーションに対応できるリチウムイオンバッテリー保護IC並びに周辺機器に使用可能なICの製品展開を図っていきます。
図S-82F9Aシリーズを用いた回路例
図S-82F9Bシリーズを用いた回路例
| • 検出電圧 | :7.5 ~ 21.5V ±1% |
|---|---|
| • 動作時消費電流 | :10µA max. |
| • パワーオフ時消費電流 | :0.1µA max. |
| • Aシリーズ | :EN端子によりICのON/OFFを外部入力により制御可能 |
| • Bシリーズ | :SENSE端子で定格以上の電圧監視可能 |
| • 2種類のLED点灯方式 | |
| • "Full charge all on" | :電圧レンジに応じて複数のLEDを点灯 |
| • "Individual step voltage on" | :電圧レンジに応じて一つだけLEDを点灯 |
| • 最大定格 | :28V |
| • 動作温度 | :-40 ~ +85℃ |
| • パッケージ | :HTMSOP-8 |
リチウムイオン二次電池パック、
リチウムポリマー二次電池パック、他
リチウムイオン二次電池パック、
リチウムポリマー二次電池パック、他
本製品は、環境貢献に優れた製品としてミネベアミツミグループの「グリーンプロダクツ」に認定された製品です。詳しくはこちらをご覧ください。
この件に関するお問い合わせは、下記にお願いいたします。
| 報道関係のお問い合わせ | エイブリック株式会社 コーポレート コミュニケーション E-mail: pr@ablic.com |
|---|---|
| 一般のお問い合わせ | エイブリック株式会社 販売代理店 https://www.ablic.com/jp/semicon/sales/distributors/ |
ミネベアミツミ株式会社およびミネベアミツミグループ各社の、おもなニュースリリースを掲載しています。
ここに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。製品または商品の仕様変更・販売終了等により、最新の情報と異なる場合がございますので、ご了承ください。
情報提供:JPubb