プレスリリース

powered by JPubb

本ページでは、プレスリリースポータルサイト「JPubb」が提供する情報を掲載しています。

2025-05-20 00:00:00 更新

舶用LNGエンジン向けメタン酸化触媒装置の実証試験を開始

2025年5月20日


舶用LNGエンジン向けメタン酸化触媒装置
の実証試験を開始


このたびダイハツインフィニアース株式会社(以下、IE)と三菱重工マリンマシナリ株式会社(以下、MHI-MME)および三菱造船株式会社は、共同開発を進めていた舶用LNG(液化天然ガス)エンジン向けメタン酸化(※1)触媒装置の実証試験を5月に開始いたします。 実証試験は、KEYS Bunkering West Japan 株式会社のLNG バンカリング船(※2)「KEYS Azalea」に実証機を搭載して、日本郵船株式会社の協力を得ながら実施いたします。


KEYS Azaleaに搭載いただいております、当社主発電機関「6DE23DF」はLNGと重油それぞれを燃料として使用できる高性能LNGデュアルフューエル機関です。また、触媒装置は船舶エンジンの排ガスに含まれるスリップメタン(未燃メタン)を酸化処理します。メタンガスは、GHG(※3)である気体の中でも温室効果が高いため、その排出を抑制できることは、この装置の大きなメリットです。


本装置は、MHI-MME の触媒装置の設計製造技術を中核に、三菱造船の搭載エンジリアリング技術、IEのエンジン最適化技術を融合して開発されました。


スリップメタンを含めたエンジン性能の最適化を実施のうえ、このたび、当触媒装置の陸上試験においてメタン酸化率70%以上の初期性能を確認したため、1年間の継続した実船実証試験を行います。


当社グループは、地球環境保全を重要な経営課題のひとつとして捉え、企業や研究機関等との共同研究に取り組むとともに、事業活動と環境保全の両立に最善を尽くすことで、持続可能で豊かな社会の実現に貢献してまいります。


(※1)メタン酸化:メタン(CH4)が酸素と反応して二酸化炭素(CO2)と水(H2O)に変化する化学反応。
(※2)LNG バンカリング船:LNG を燃料とする船舶に対し、LNG 燃料を供給する小型船。
(※3)GHG:Green House Gas(温室効果ガス)で、CO2、スリップメタン、亜酸化窒素
(N2O)が対象。今回、実証試験をする触媒装置は、スリップメタンのみを対象とします。


以上


お問い合わせ先 経営企画室 広報担当 e-mail : soumu.info@d-infi.com

再生可能エネルギー等に関するプレスリリース
電力会社・ガス会社等によるプレスリリース

情報提供:JPubb

プレスリリース一覧に戻る