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日本ナレッジ株式会社(本社:東京都台東区寿、代表取締役社長:藤井 洋一、以下日本ナレッジ)は、国立大学法人筑波大学(茨城県つくば市、以下筑波大学)との産学共同研究の成果として、AI によるナレッジ活用支援ツール「NKC - Knowledge Guide」を開発し、社内運用を開始したことをお知らせいたします。
本ツールの運用により、エンジニアの作業時間(工数)の大幅な削減と成果物の品質向上が可能となります。
■筑波大学との産学共同研究
2024 年 3 月に開始された共同研究では、ソフトウェアの開発及び品質検証に関する AI の利活用について探索、創出を進めてまいりました。本ツールの開発にあたり、大規模言語モデルの AI(LLM)を最適化する独自の仕組みを発明し、特許を出願しております。(特願 2024-076698、特願 2024-231240)
なお、共同研究は、本年度も継続して実施しております。
■「NKC - Knowledge Guide」の概要
過去プロジェクトの実績データは、活用次第で非常に価値の高い“ナレッジ資産” となり得ます。しかし、検索性・参照性に課題があり、これまで十分に活用されていないのが実情でした。
本ツールは、共同研究の成果によりこの課題を克服し、以下の機能を実現しております。
-仕様書レビューの自動化支援
レビューにあたっては、豊富な経験と専門知識を持つ上位技術者による対応が不可欠です。レビューを担える人材の作業時間(工数)を確保することは難しく、レビュー完了までに長い期間を要してしまう、充分な品質のレビューを受けられない、などの課題がありました。
そこで、共同研究の成果を活用し、上位技術者に代わってレビューを実施するツールを開発しました。エンジニアがいつでも・短時間でレビューを受けることができるだけでなく、上位技術者の作業時間(工数)削減にも寄与します。
-最適なソースコードの提示支援
従来の検索機能では、キーワード一致に依存した表面的な検索しか行うことができません。人間が記憶の中で参考となる情報を探索するような目的や背景を加味した複雑な検索は困難で、開発済みソースコードの活用にあたっては、開発実績を把握する上位技術者に頼らざるを得ない、という課題がありました。
そこで、共同研究の成果を活用し、過去プロジェクトの実績データから類似案件や再利用可能なソースコードを自動で提示するツールを開発しました。エンジニアがいつでも・短時間で最適なソースコードを参照できるだけでなく、上位技術者の作業時間(工数)削減にも寄与します。
今後も当社では、AI の利活用を拡大し、技術と知見を活かした持続的な企業価値の向上に努めてまいります。
【日本ナレッジ株式会社について】
日本ナレッジは、ソフトウェアのテストと開発における高い専門性を強みに、テスト自動化支援サービスや各種セキュリティ製品を提供し、脆弱性診断を含む幅広い検証・開発支援を展開しています。また、第三者検証や開発の知見を活かし、DX の推進に取り組んでいます。さらには、短納期型開発プロジェクトのための独自の探索的テスト手法「FaRSeT」を活用し、効率的かつ的確な品質向上の支援を提供するほか、国際規格に基づいたコンサルテーションを通じて、開発現場の課題解決を支援します。また、専門的かつ体系的な知識を有する技術者の育成にも注力しており、実践的な技術力を持つエンジニアを輩出しています。
昨今の加速するビジネス環境の中で、当社は「安心・安全な ICT 社会」の実現に貢献してまいります。
<会社概要>
会社名:日本ナレッジ株式会社
所在地:東京都台東区寿3-19-5 JSビル 9階
代表者:代表取締役社長 藤井 洋一
設 立:1985年10月
URL :https://www.know-net.co.jp/
【本件に関するお問い合わせ】
企業名 :日本ナレッジ株式会社
問い合わせ先:管理本部 経営企画部
メール :pr@know-net.co.jp
TEL :03-3845-4781(平日:9:00-17:30)
お問い合わせ:https://www.know-net.co.jp/contacts
情報提供:JPubb