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北海道ガス株式会社(社長:川村 智郷、本社:札幌市、以下:北ガス)は、昨日より、苫小牧西港フェリーターミナルにおいて、北海道初となるフェリー向けのLNG燃料供給(以下:LNGバンカリング)を開始いたしました。今回のLNGバンカリングは、カーボンニュートラル社会を展望した北ガスグループ経営計画「Challenge 2030」に基づく、天然ガス普及拡大の取り組みであり、当社として初めてとなる船舶分野への燃料供給となります。
近年、国際海事機関による世界的な船舶燃料の環境規制強化が進む中、CO2排出量削減に寄与する燃料の一つとして、LNG燃料への関心が高まっています。当社グループは、石狩LNG基地やLNGローリー車といった供給インフラを最大限に活用し、LNGバンカリングを通じて、海運業界の低・脱炭素化に貢献してまいります。
今回のLNGバンカリングは、2023年1月に株式会社商船三井、石油資源開発株式会社、北ガスの3社で締結した基本協定に基づき、株式会社商船三井さんふらわあ(当時:商船三井フェリー株式会社)が運航する、苫小牧~大洗航路の新造LNG燃料フェリー「さんふらわあ かむい」に対して行いました。
供給方式はLNGローリー車からフェリーへLNGを供給する「Truck to Ship方式」で、これは陸上のLNGローリー車を使用するため、大規模な専用設備を必要とせず、柔軟な燃料供給を可能にする方法です。
北ガスはこれからも、「エネルギーと環境の最適化による快適な社会の創造」を目指し、天然ガスの普及拡大を通じて、地域社会の発展に寄与するとともに、北海道の低・脱炭素化に貢献してまいります。
Truck to Ship方式によるLNGバンカリングの様子(苫小牧港)
情報提供:JPubb