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2025-05-09 00:00:00 更新

富山新港火力発電所LNG2号機建設計画に係る計画段階環境配慮書に対する環境大臣意見の提出について

2025年05月09日
  • 総合政策

富山新港火力発電所LNG2号機建設計画に係る計画段階環境配慮書に対する環境大臣意見の提出について

環境省は、「富山新港火力発電所LNG2号機建設計画 計画段階環境配慮書」(北陸電力株式会社)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。
環境大臣意見では、
(1) 本事業所として、二酸化炭素排出係数の小さい燃料を優先的に使用する、2030年に向け、非効率石炭火力のフェードアウトを着実に実施するなどの対策や柔軟な運用を行い、着実に温室効果ガス削減に取り組むこと
(2) 再生可能エネルギー等の非化石電源・高効率な火力発電設備の優先稼働等、事業者として足元の温室効果ガス削減に取り組むこと
(3) 2035年度、2040年度及び2050年に向け、二酸化炭素排出削減の取組の道筋が1.5℃目標と整合する形で描けない場合には、稼働抑制や休廃止等を計画的に実施することも含め、あらゆる選択肢を勘案して検討すること
(4) 本事業者全体での事業方針を地球温暖化対策計画に示される温室効果ガス削減目標等に整合するよう適切に見直し、その内容を踏まえ、1.5℃目標と整合する形で、ロックイン効果を創出することなく2050年までのカーボンニュートラル達成を目指すこと
等を求めている。

■ 背景

環境影響評価法は、出力15万kW以上の火力発電所の設置又は変更の工事を第一種事業とし、環境大臣は事業者から提出された計画段階環境配慮書について、経済産業大臣からの照会に対して意見を述べることができる。
今後、経済産業大臣から事業者である北陸電力株式会社に対して、環境大臣意見を勘案した意見が述べられ、事業者は、意見の内容を検討した上で事業計画を決定し、事業段階の環境影響評価手続を行うこととなる。

※ 計画段階環境配慮書:事業への早期段階における環境配慮を可能にするため、事業の位置・規模等の検討段階において、環境の保全について適正な配慮をしなければならない事項について検討を行い、その結果をまとめた図書。

■ 事業の概要

富山県射水市において、石炭2号機及び1号機(石油)を廃止し、新たにLNG2号機(約60万kW)を設置する事業。
・ 事業者 北陸電力株式会社
・ 事業位置 富山県射水市
・ 燃料種 LNG(液化天然ガス)
・ 出力 約60万kW

(参考)環境影響評価に係る手続

・ 令和7年3月25日(火) 経済産業大臣から環境大臣に意見照会
・ 令和7年5月9日(金) 環境大臣から経済産業大臣に意見提出

添付資料

連絡先

環境省大臣官房環境影響評価課環境影響審査室

代表
03-3581-3351

直通
03-5521-8237

室長
加藤 聖

室長補佐
西山 卓也

審査官
河合 実名子

審査官
寺田 彩乃

審査官
林 徹

審査官
袖野 新

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