2025 年5月2日
株式会社ウエストホールディングス
太陽光パネルの循環型リサイクルスキーム「Solar to Solar」を確立
~循環型社会の実現と持続可能な資源活用を推進~ 株式会社ウエストホールディングス(広島県広島市西区、代表取締役社長:江頭 栄一郎、以下「ウエストグループ」)は、大坪GSI株式会社、不二サッシグループの中核企業である、不二ライトメタル株式会社・不二倉業株式会社、丸紅メタル株式会社の5社間で戦略的業務提携を締結し、廃棄される太陽光パネルのリサイクルスキーム「Solar to Solar」を確立しました。本取り組みにより、資源の有効活用と環境負荷の低減を目指します。
1. 背景
日本国内では2012年の固定価格買取制度(FIT制度)導入以降、太陽光発電の普及が急速に進みました。一方で、一般的な太陽光パネルの寿命は20~30年とされており、2030年代から大量の廃棄パネルが発生することが予測されています。現状では、撤去されたパネルの多くが埋立処分されており、最終処分場の容量不足が懸念されています。
ウエストグループは、この社会課題に対応するため、4社のパートナー企業と連携し、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
2. 取り組みの概要
ウエストグループは、以下の4社と業務提携し、リサイクルスキーム「Solar to Solar」を確立しました。
【本スキームの特長と目的】
本スキームでは、廃棄パネルのフレームとして使用されているアルミをリサイクルし、太陽光発電設備用のリサイクルアルミ架台の設計・製造を行います。今後、ウエストグループが新設する太陽光発電所へのリサイクルアルミ架台の設置を目指すことで、「Solar to Solar」による循環型社会の実現に貢献いたします。
【パートナー企業および役割】
• ウエストグループ : 太陽光発電所の解体、廃棄パネルの供給
• 大坪GSI ii: 廃棄パネルの解体、ガラスリサイクル
• 不二ライトメタル i: アルミリサイクル、リサイクルアルミ架台の設計・製造
• 不二倉業 : 廃棄パネル等の収集運搬
• 丸紅メタル Ii: 案件情報の展開、引取車両手配、リサイクルアルミ架台の販売支援
本スキームにより、パネルのリサイクル率向上を目指し、資源循環を促進するとともに、廃棄物削減にも貢献いたします。
3. 今後の展開
ウエストグループでは、今回確立したリサイクルスキームを全国展開し、より多くの発電事業者や自治体との連携を強化してまいります。また、リサイクル技術の向上や新たな活用方法の開発にも取り組み、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを加速させます。
公式ページ(続き・詳細)はこちら
https://www.west-gr.co.jp/news/3828/