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2025年4月24日
製品・サービス / プレスリリース
品種拡充により、利便性や施工性が向上
EV充電インフラの普及を促進
品名 | Dポール フラットワイドタイプ | Dポール フラットワイドタイプ | Dポール スタンダードタイプ/ |
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品番数及び | 8品番 | 3品番 | 5品番 |
発売日 | 2025年7月22日 | 2025年6月23日 | |
販売目標 | 22,000本/年(EV・PHEV用充電器市場で) |
パナソニック株式会社 エレクトリックワークス社は、屋外電源コンセント支柱「Dポール[EV・PHEV充電用]」の3品種を発売します。
2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、国としても電気自動車の普及を加速する取り組みを強化しています。同時に、どこでも安心して利用できるEV充電インフラの整備が全国各地で加速しています。屋外電源コンセント支柱「Dポール」は、屋外の壁がない場所に電源コンセントやEV・PHEV充電器を設置する際に、電線ケーブルを通線できるポールです。2015年の発売以来、戸建住宅、集合住宅、公共施設、商業施設などを中心に多数採用されています。EVの普及に向けて、EV・PHEV充電用の製品も拡充しており、今回新たに3品種「ELSEEV hekia S Mode3専用」(※1)、「端子台内蔵」(※2)、「アンカーフレーム用」(※3)を発売します。
「ELSEEV hekia S Mode3専用」は、ポール1本にEV充電器2台を取付可能な品番もラインアップ。平面駐車場などにおいて、省スペースでEV充電器2台を設置できます。ブラック色も新たにラインアップし、エクステリアに合わせて選択可能です。
「端子台内蔵」は、EV充電器に合わせて「交換プレート」を変更することで、ポールごと交換する必要なく、別タイプのEV充電器へ取り換え可能です。また、端子台は最大22 mm2までの電線ケーブルを接続できるため、駐車場が建物から離れている場合の電圧降下対策ができます。
「アンカーフレーム用」は、アンカーフレーム構造により、コンクリートが不要の土中埋設が可能となり、コンクリート根巻を用いた施工と同等の強度を実現しつつ(※4)、通常5日以上養生にかかる(※5)コンクリートの乾燥期間が不要で、1日で施工ができます。(※6)これにより、EV充電インフラ工事期間の大幅短縮に貢献します。
なお、Dポールは「空間の価値を高める美しさ」と「環境への貢献」を追求した配線器具、照明器具などの電気設備の製品群「Archi Design(アーキデザイン)」の一つで、極力ノイズを抑えたシンプルなデザインです。
当社は、脱炭素社会の実現に向けて、今後もEV充電インフラの整備の充実を図っていきます。
※1 Dポール フラットワイドタイプ[EV・PHEV充電用]ELSEEV hekia S Mode3専用
※2 Dポール フラットワイドタイプ[EV・PHEV充電用]屋外コンセント用(端子台内蔵)
※3 Dポール スタンダードタイプ/フラットタイプ[EV・PHEV充電用]屋外コンセント用(アンカーフレーム用)
※4 社内評価による(詳細は後述に記載)
※5 公共建築工事標準仕様書(建築工事編)令和7年版による
※6 社内評価による(詳細は後述に記載)
パナソニック 電設資材商品 ご相談窓口
フリーダイヤル:0120-878-082(受付 月~土 9:00~18:00)
Dポール ウェブサイト:https://www2.panasonic.biz/jp/densetsu/haikan/dpole/
EV充電インフラの整備に向け、EV充電器の増設が求められている一方、設置スペースは限られている場合があります。本製品の両面取付タイプは、フラットワイド形状により、EV充電器の両面取付にも対応します。平面駐車場など、2台分のEV充電器を1本のポールで設置可能にし、省スペース化を図ると共に、電線敷設工事の負担を軽減することができます。
従来のシルバー色に加え、新たにブラック色を品揃え。エクステリアに合わせて、自由に選択できます。
ELSEEV hekia S専用のコネクタホルダをEV充電器取付面の右側側面に取り付け可能です。
また、ポールの下部に高耐候樹脂製ケーブル保護可とう管「パナフレキPV」を取り付け加工ができるため、地中配線ができず露出配管での施工しかできない場合でも設置可能です。
(ご参考)ELSEEV hekia S Mode3 モデルチェンジ ニュースリリース
https://news.panasonic.com/jp/press/jn250424-2
EVの普通充電方式は、車載されている充電ケーブルを使用してEVコンセントと接続する方式(Mode2)と、充電ケーブルが用意されているEV充電器で接続する方式(Mode3)を選択する必要があります。本製品は、EV充電器に合わせて「交換プレート」を変更することで、ポールごと交換する必要なく、別タイプのEV充電器へ取り換え可能です。
また、交換プレートはスライド構造を採用し、外観的にねじが見えないデザインを考慮するとともに、雨水が侵入しにくい防雨設計を考慮しています。
EV充電器を取り付けない場合は、交換プレート(閉塞用)にてEV充電器の先行配線としても使用できます。
EV充電器によって対応する電線の径が異なる場合があります。
本製品は端子台を内蔵しているので、あらかじめ幅広いEV充電器に対応できるよう電線を配線していれば、充電器を取り換える際、敷設している電線の取り換え工事が不要です。
建物と駐車場が遠い場合、電線長による電圧降下を考慮する必要があります。本製品に内蔵している端子台は、最大22 mm2の電線の接続まで対応しています
コンクリート根巻を用いた施工の場合、コンクリートの養生期間が5日以上必要です。(※5)
そのため、開業中の公共施設や店舗などでEVインフラ設備を導入する場合、営業時間として障害になる場合があります。
本製品は、アンカーフレーム構造により土中埋設が可能で、1日での施工(※6)を実現します。
本製品のアンカーフレーム構造は、土砂を固めることにより、アンカーフレーム内の土砂が重りの役割を果たし、コンクリート根巻を用いた施工と同様の固定強度が確保されます。
本製品は、コンクリートを使用しないので、廃棄処分する際の分別も容易です。
※4 社内評価による
<評価試験>評価規定範囲であることを確認
・ポールを施工後、地面から鉛直方向0.8 mの高さを256 Nの静荷重を1分間加えた後、異常がないことを確認する。
<強度計算>安全率fが規定範囲であることを確認
・支持物の安全率f = (ρ・K・D0・t4) / {120 P・(H+t0) 2}
ρ:基礎の抵抗モーメントの増加係数 K:土質係数 D0:支持物の地際の直径 t:支持物の根入れの深さ
P:支持物の頂部集中荷重に換算した支持物に加わる風圧荷重 H:集中荷重点の地表上の高さ t0:地表面からの支持物の回転中心までの深さt0 = 2t/3
※5 公共建築工事標準仕様書(建築工事編)令和7年版による
※6 当社社内実験(社外の電気工事士様による施工確認)の結果です。
<施工条件>
・製品はDDP2011SとDDP905を使用。1本施工。
・土砂の掘り起し、ポールの施工、土砂の埋め戻し、施工後確認。
・建物からポールまでの電線の敷設工事は含まない。
「建築を整える」をキーワードに、建築設計の視点で本質的な美しさを追求する配線器具、照明器具などの電気EV充電器の製品開発コンセプトに基づいて設計され、製造~施工・使用時まで環境負荷軽減に寄与する製品群です。
記事の内容は発表時のものです。
商品の販売終了や、組織の変更などにより、最新の情報と異なる場合がありますので、ご了承ください。
情報提供:JPubb