2025.4.2
「安倍川水力発電所」を活用したオフサイト型バーチャルPPAを導入 静岡銀行(頭取 八木 稔)では、地域の脱炭素化実現に向けた取り組みを加速させるため、中部電力グループの「安倍川水力発電所」を活用したオフサイト型バーチャルPPAサービスを導入することとしましたので、その概要をご案内します。
本取り組みにより、すでに導入済みの「しずぎんソーラーパーク」「静岡Greenでんき」と合わせて、「しずぎん本部タワー」を含む静岡銀行の本部施設は概ね、静岡県内の太陽光・水力発電由来の電力により賄われることになります。
また、今後は契約期間である20年間にわたり、安倍川水力発電所から生み出される再エネ電源由来の環境価値を長期的かつ安定的に確保することが可能となり、年間約1,700トンの温室効果ガス排出量を削減する見込みです。
1.オフサイト型バーチャルPPA契約の概要
(1)発電所名 /安倍川水力発電所(4月2日運転開始)
(2)所在地/静岡県静岡市葵区入島・梅ヶ島・有東木
(3)水系・河川名/安倍川水系・安倍川
(4)発電所の出力/7,500kW
(5)静岡銀行の温室効果ガス削減量/約1,700トン(年)
(6)導入日/4月2日
2.取組意義
〇静岡銀行では、グループで「2030年度までにカーボンニュートラル(Scope1・Scope2)を達成する」目標を設定するとともに、グループで取り組む第1次中期経営計画「Xover~新時代を拓く」のサステナビリティ指標に「静岡県内の温室効果ガス排出量の削減率」を掲げ、率先して省エネや再生可能エネルギーの導入に取り組み、地域の脱炭素化を推進しています。
〇バーチャルPPAサービスは、再生可能エネルギー電源由来の電気と環境価値を切り分けて提供されるとともに、昼夜・季節等に影響されることなく、柔軟に当該電源由来の環境価値を活用した実質再生可能エネルギーを調達することができます。
〇今後は、本発電所から生み出される再生可能エネルギー電源由来の電気と環境価値を活用した実質再生可能エネルギーを長期にわたり安定的に調達することで、脱炭素化への取り組みをより一層加速させ、地域の持続的な成長に貢献してまいります。
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