プレスリリース

powered by JPubb

本ページでは、プレスリリースポータルサイト「JPubb」が提供する情報を掲載しています。

2025-03-31 00:00:00 更新

中高層共同住宅用サッシの省エネ基準に関する報告書を取りまとめました

中高層共同住宅用サッシの省エネ基準に関する報告書を取りまとめました

2025年3月31日

エネルギー・環境

資源エネルギー庁に設置されている建材トップランナー制度に関する審議会において、中高層共同住宅用サッシの建材トップランナー制度における目標基準値等について取りまとめました。

1.概要

資源エネルギー庁に設置されている建材トップランナー制度に関する審議会において、「エネルギーの使用の合理化等に関する法律(昭和54年法律第49号)」(省エネ法)に基づく中高層共同住宅用サッシの目標基準値等について、本日取りまとめました。
本件は、これまでサッシのトップランナー制度において、対象となる建物が、主に木造である「戸建・低層共同住宅等」に限られていたところ、その対象を非木造の中高層共同住宅に拡大するものです。
国では、エネルギー基本計画等において、「2030年度以降新築される住宅・建築物について、ZEH・ZEB基準の水準の省エネルギー性能の確保を目指す」こととしており、今回の中高層共同住宅用サッシの目標基準値については、2030年度以降に新築される住宅・建築物に求められる省エネルギー性能を参考に算出しました。
なお、サッシの製造事業者等においては、自社が出荷した製品が使用される建物用途(中高層共同住宅、オフィスビル、学校、病院、工場等)について、現時点では把握できていないため、実績に基づく目標基準値の設定ではなく、2030年度以降に新築される住宅・建築物に求められる省エネルギー性能からバックキャストする形での目標基準値設定を行いました。
今後、サッシの製造事業者等による建物用途別出荷データの整備が行われる予定であり、データが整った段階で目標基準値の見直しを行う予定です。
また、中高層共同住宅用複層ガラスについても、今後、目標基準値の検討を行います。

注 総合資源エネルギー調査会 省エネルギー・新エネルギー分科会 省エネルギー小委員会 建築材料等判断基準ワーキンググループ

2.目標年度における熱損失防止性能

中高層共同住宅用サッシの熱損失防止性能は、「戸建・低層共同住宅等」用のサッシ同様、「熱貫流率」を採用します。
サッシの製造事業者等においては、目標年度である2030年度までに、中高層共同住宅向けに出荷する製品について、熱損失防止性能の加重平均を目標基準値2.97(W/㎡K)よりも優れた値とすることが求められます。

3.報告書の概要

(1)対象となるサッシの範囲

主に中高層共同住宅に用いられるサッシ

(2)目標年度

2030年度

(3)区分

1区分

(4)目標基準値

2.97(W/㎡K)

4.今後の予定

取りまとめ内容を基に告示改正案を作成し、令和7年度上半期を目途にパブリックコメントを実施した上で、告示の改正を行います。

関連資料

担当

資源エネルギー庁 省エネルギー・新エネルギー部
省エネルギー課長 木村
担当者:宮岡、宮﨑
電話:03-3501-1511(内線 4541)
メール:bzl-shouene-minsei-unnyu★meti.go.jp
※[★]を[@]に置き換えてください。


再生可能エネルギー等に関するプレスリリース
電力会社・ガス会社等によるプレスリリース

情報提供:JPubb

プレスリリース一覧に戻る