2025 年 3 月 14 日
株式会社アイ・ピー・エス
フィリピン中部の観光都市セブ市において、子会社InfiniVANが通信インフラ提供を計画するスマートシティ化プロジェクトの記念式典開催フィリピン中部ビサヤ地方の観光都市セブ市の市庁舎において3月 11 日、当社の通信子会社InfiniVAN, Inc.(以下「InfiniVAN」)が、高速で安定的な通信インフラの提供による支援を計画するスマートシティ化プロジェクトの開始を記念する式典が開催されました。
本式典には、セブ市の Raymond Alvin Garcia 市長や、当社の宮下幸治代表取締役社長が出席し、プロジェクトの開始について祝意を示しました。
フィリピンにおいて電気通信事業を手掛ける InfiniVAN は、セブ市のバランガイ(フィリピンの最小行政区画)を結ぶ複数のファイバーループ・インフラを日本の技術で構築し、デジタルアクセスの向上、経済成長の促進、公共サービスの充実を図ることで、セブ市民の生活向上に貢献してまいります。
本式典で発表された主な内容は以下の通りです。
1.主要地域へのファイバーループ・インフラ セブ市の公共機関や主要地域に高速インターネット接続を提供するファイバーループ・インフラの計画が示されました。このネットワークは、交通管理、公共安全、デジタル行政サービスなどのスマートシティ・アプリケーションの基盤となる予定です。
2.戦略的パートナーシップの強化 本プロジェクトは、セブ市と主要な技術プロバイダーとの戦略的提携によって実現しました。中でも、ファイバーループ・インフラを支える重要なパートナーとして InfiniVAN が参画しています。この協力体制により、セブ市はフィリピンのスマート都市開発のモデルケースとなることが期待されています。
3.地域社会への影響 ファイバーループ・インフラの整備により、市民、企業、公共機関に大きな恩恵がもたらされます。特に、オンライン教育、遠隔医療サービス、電子行政プラットフォームの利便性向上等により、デジタル時代に誰一人取り残されない先進的な都市づくりを目指します。
Raymond Alvin Garcia 市長は演説で「本プロジェクトにより、テクノロジーが誰にとっても身近なものとなり、地域全体に革新的な変化をもたらします。すでに、セブ市では学校、公園、遊び場において無料公衆 Wi-Fi の提供を開始しました。これはセブ市の歴史において初めての試みです」と述べました。
一方、当社の宮下社長は「本プロジェクトを通じて、私たちは未来へ受け継がれる遺産を築いています」と語りました。
InfiniVAN は、通信インフラにおける地域間格差の是正を社会課題ととらえ、その解消を目指しております。2023 年にフィリピン国内海底ケーブルネットワーク(PDSCN)が完成し、2024 年にはセブ市にフィリピン国内 4 番目となるオフィスを新設しており、ビサヤ地方を含むフィリピン全土へのサービス展開を一層拡大してまいります。
社名:株式会社アイ・ピー・エス
証券コード:4390 所在地:東京都中央区築地 4 丁目 1 番 1 号 東劇ビル 8 階
代表者:代表取締役 宮下 幸治
本件に関する問い合わせ窓口:IR 課 03-3549-7719