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住友電気工業株式会社(本社:大阪市中央区、社長:井上 治 以下「当社」)のレドックスフロー電池(以下、RF電池)が、株式会社新出光(本社:福岡市博多区、代表取締役社長 兼 グループCEO:出光 泰典、以下「新出光」)が取り組んでいる電力系統安定化に貢献できる系統用蓄電池として採用され、このたび熊本にて建設が着手されました。
RF電池は、新出光が取り組んでいる再生可能エネルギー安定供給の一環で採用され、経済産業省・資源エネルギー庁が主管する系統用蓄電池補助金*の対象事業としては、初のRF電池での採択となります。
本RF電池は、熊本県玉名郡に建設予定の長洲(ながす)蓄電所に設置され、容量8000kWh(2,000kW×4時間)の設備として2026年10月に完工予定です。
新出光長洲蓄電所 完成予想図(提供:株式会社新出光)
エネルギー基本計画における2050年のカーボンニュートラル達成には、再生可能エネルギーの活用を長期間にわたって最大化に引き出すことが重要です。一方で、九州などの一部の地域では、太陽光発電による電力供給が周辺地域の電力需要を上回ることから、新出光では再生可能エネルギーの安定供給を目的とする蓄電所を熊本県に建設することを決定されました。
蓄電池の選定においては、長期運用時の劣化や発火による火災発生のリスクが低く長寿命である当社のRF電池が採用されました。
当社は、さらなる電力需給バランス調整、再生可能エネルギー活用、温室効果ガス排出削減に向けて、安全で長寿命なRF電池で貢献していきます。
■レドックススフロー電池の特長
高い安全性(極めて低い火災リスク) 電解液は不燃、部品は難燃性部材のため、消防法上の危険物に該当しません。危険物設置許可や危険物取扱者の常駐は不要です。 | |
長寿命 充放電原理上、電解液・電極の劣化がなく、充放電サイクル数が劣化を促進しません。運転方法によらず長期間運用可能です。 | |
エコフレンドリー 電解液はリユースが可能です(実績あり)。機器材料も適切な分別により、リサイクルが99%可能です。(経済産業省:GXリーグ参画、環境省:産業廃棄物の広域認定取得) |
情報提供:JPubb