2 0 2 5 年 2 月 2 0 日
関西電力株式会社
高浜発電所3号機の定期検査開始
高浜発電所3号機(加圧水型軽水炉 定格電気出力87万キロワット、定格熱出力266万キロワット)は、2025年2月22日から約3ヶ月の予定で第27回定期検査を実施します。
定期事業者検査を実施する主な設備は、次のとおりです。
原子炉本体
核燃料物質の取扱施設及び貯蔵施設
原子炉冷却系統施設
計測制御系統施設
放射性廃棄物の廃棄施設
放射線管理施設
原子炉格納施設
その他発電用原子炉の附属施設
以 上
(添付資料)高浜発電所3号機 第27回定期検査の概要
高浜発電所3号機 第27回定期検査の概要
1.主要工事等
(1)1次系強加工曲げ配管取替工事 (図-1参照)
国外BWRプラントにおいて、芯金を使用して曲げ加工した配管の内面で応力腐食割れが発生した事象を踏まえ、予防保全として、1次冷却材系統につながる曲げ配管のうち、芯金を使用して曲げ加工したものを、曲げ加工による硬化層が生じない配管に取り替えます。
(2)電気配線貫通部改良工事 (図-2参照)
事故時の過酷な環境下で機能要求のある原子炉格納容器内の放射線監視装置に接続されているケーブルが通る原子炉格納容器の電気配線貫通部(2箇所)について、信頼性向上の観点から、最新型式のモジュラー型の電気配線貫通部に取り替えます。
(3)格納容器内小型クレーン一時撤去工事 (図-3参照)
次回(第28回)定期検査時に予定されている蒸気発生器取替 工事の先行工事として、取替作業時に干渉する格納容器内小型クレーンを一時撤去します。
2.設備の保全対策
(2次系配管の点検等) (図-4参照)
当社の定めた「2次系配管肉厚の管理指針」に基づき、2次系配管 368箇所について超音波検査(肉厚測定)を実施します。 また、過去の点検において減肉傾向が確認された部位3箇所を耐食性に優れた低合金鋼の配管に取り替えます。
3.燃料集合体の取替
燃料集合体全数157体のうち65体を取り替える予定です。そのうち、36体は新燃料集合体です。
4.今後の予定
原 子 炉 起 動、臨界:2025年 6月上旬
調 整 運 転 開 始:2025年 6月上旬
本 格 運 転 再 開:2025年 6月下旬
なお、定期検査の作業工程については、別紙を参照ください。
以上
公式ページ(続き・詳細)はこちら
https://www.kepco.co.jp/corporate/pr/2025/pdf/20250220_1j.pdf