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プレスリリース
2025年2月19日
東京ガス株式会社
東京ガス株式会社(社長:笹山 晋一、以下「東京ガス」)は、このたび、フィリピン共和国で初めてLNG基地の操業許可*1を受領した、ルソン島南部・バタンガス市における浮体式LNG基地(以下「本基地」)を所有・運営するエフジェンLNG社(社長:ヴィンセント マーティン C・ビレガス)の株式20%を取得し、同社の株主になりました。商業運転に至った海外のLNG基地事業への出資参画は、東京ガスとして初の事例となります。
東京ガスは、これまでエフジェン LNG社の親会社であるファーストジェン社(社長:ガイルズB・プノ)と2018年12月に共同開発契約*2、2020年10月に相互協力契約*3を締結し、FSRU(浮体式LNG貯蔵・再ガス化設備を搭載した船)を活用した本基地の開発および建設を進めてきました。東京ガスは、長年にわたり日本国内で培ってきたLNG基地の最適運用ノウハウを、本基地の運営およびメンテナンスに活用していきます。
フィリピンでは、堅調な経済成長と人口の増加による電力需要の拡大が見込まれているため、同国エネルギー省は安定的な電力の供給と低炭素社会の実現に貢献出来るLNGをトランジション燃料と位置づけ、その導入量を増加する方針を掲げています。東京ガスは本基地への事業参画を足がかりに、同国における天然ガス利用の普及拡大やLNGバリューチェーン構築にも貢献していきます。
東京ガスグループは、経営ビジョン「Compass2030」において、「LNGバリューチェーンの変革」を掲げています。長年にわたる国内外での事業経験を通じて蓄積してきたノウハウを活かし、本LNG基地事業を含めたLNGインフラ事業の拡大を通じて、これからもアジア諸国の発展と低炭素社会の実現に貢献していきます。
*1:
フィリピン共和国エネルギー省が発出するLNG基地施設を操業・保守する許可(Permit to Operate and Maintain)
*2:
フィリピン共和国におけるLNG受入基地の建設および運営事業に関する共同開発契約の締結について(2018年12月5日発表)
*3:
フィリピン共和国における浮体式LNG基地建設および運営事業に関するファーストジェン社との相互協力契約の締結について(2020年10月7日発表)
会社名称 | ファースト ジェン コーポレーション(First Gen Corporation) |
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代表者 | 社長/最高執行責任者 ガイルズB・プノ |
設立年月 | 1998年12月 |
本社所在地 | フィリピン共和国パシッグ市 |
資本金 | 2,243百万米ドル |
上場先 | フィリピン証券取引所 |
株主構成 | ファースト フィリピン ホールディングス (First Philippine Holdings Corporation, ロペスグループ中間持株会社): 67.5% 他 |
主な事業内容 | 天然ガス火力発電事業、地熱発電・風力発電・水力発電・太陽光発電等の再生可能エネルギー資産の保有及び運営事業 |
会社名称 | エフジェン エルエヌジー コーポレーション(FGEN LNG Corporation) |
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代表者 | 社長/最高執行責任者 ヴィンセント マーティン C・ビレガス |
設立年月 | 2013年5月 |
本社所在地 | フィリピン共和国パシッグ市 |
主な事業内容 | 液化天然ガス (LNG) の受け入れ、貯蔵、再ガス化のためのターミナル事業 |
会社名称 | ファーストジェン エルエヌジー ホールディングス コーポレーション (First Gen LNG Holdings Corporation) |
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代表者 | 社長/最高執行責任者 ヴィンセント マーティン C・ビレガス |
設立年月 | 2013年1月 |
本社所在地 | フィリピン共和国パシッグ市 |
以上
情報提供:JPubb