HEXA Renewables向けNon-FIT低圧太陽光発電所の調達・販売について

2025/02/19
丸紅株式会社

丸紅は、グローバルインフラファンドI Squared Capital（以下、「アイ・スクエアード社」）傘下で、シンガポールの再生可能エネルギー事業者であるHEXA Renewables Japan Holdings Pte. Ltd.（以下、「ヘキサ社」）と、日本国内におけるNon-FIT^（※1）低圧太陽光発電所約1,000カ所（100MW）の販売を目指す合意書、およびそのうち約200カ所（20MW）の売買契約を締結しました（以下、「本案件」）。

太陽光発電所

案件の概要
本案件は、丸紅が2028年末をめどに低圧太陽光発電所を約1,000カ所（100MW）調達の上、ヘキサ社へ販売、ヘキサ社は発電所のアセットマネジメントを担い、コーポレートPPA^（※2）契約を通じて需要家に対してクリーン電力および環境価値を提供するものです。なお、コーポレートPPAの契約先は、丸紅グループである丸紅新電力株式会社が優先的に交渉する予定です。

背景・意義
経済産業省が発表した日本の第7次エネルギー基本計画では、2040年の電源構成の再生可能エネルギー比率を40～50 %に引き上げ、その中で太陽光発電は2040年においても最大の電源と位置付けられています。ヘキサ社は米国のインフラファンドであるアイ・スクエアード社が、アジア太平洋地域における再生可能エネルギー事業に取り組むために設立した会社で、日本をはじめ台湾やシンガポール、インドなどで豊富な事業運営実績があります。丸紅は、太陽光発電関連事業に参画して以来、国内外における部材調達および施工に係るネットワークを拡大したことで、太陽光発電について高い調達力を保有しています。丸紅とヘキサ社は、本案件での提携により日本国内における迅速な太陽光発電導入実現を目指します。

今後の展望
丸紅は太陽光発電所の調達において、迅速かつ正確な案件精査スキームを体系化しており、ネットワークおよび顧客基盤を生かして、再生可能エネルギー導入をさらに加速させ、脱炭素社会の実現に貢献していきます。

1 固定価格買取制度（FIT制度）の対象外で民間自立型であること。

2 企業が発電事業者と直接契約を結び、長期間にわたって電力を購入する契約。電力の直接供給や環境価値の取引を通じて、再生可能エネルギーの調達に広く用いられる。

＜ヘキサ社概要＞

＜関連プレスリリース＞
2024年7月1日
https://www.marubeni.com/jp/news/2024/info/00033.html