2025 年2月3日
株式会社日本政策投資銀行
風力発電事業向けファンドへの出資について 株式会社日本政策投資銀行(以下、「DBJ」という。)は、株式会社グリーンパワーインベストメント(以下、「GPI」という。)の子会社であるグリーンパワーインベストメント・ファンドマネジメント2号合同会社、三井住友トラスト・インベストメント株式会社(以下、「SMTIC」という。)及びJA三井エナジーソリューションズ株式会社(以下、「JMES」という。)が無限責任組合員を務める「グリーンパワーリニューワブル2号投資事業有限責任組合」(以下、「本ファンド」という。)へ出資を実施いたしました。
本ファンドは、風力発電事業を対象としたファンドであり、2020年11月に設立されたグリーンパワーリニューワブル1号投資事業有限責任組合に次いで、約610億円の規模で設立されました。今般調達した資金は、GPIが開発・運営してきた運転稼働中の国内の風力発電事業に対する匿名組合出資に充当され、これにより投資家は引き続き当該風力発電事業の安定稼働から生ずる損益の分配を受けることとなります。
また、GPIは、2004年の創業より一貫して再生可能エネルギー事業の開発、建設、運営に取り組んでおり、本ファンド組成後も、対象となる風力発電事業の運営管理に携わる一方、本ファンド組成により回収した資金を今後の風力発電事業開発を含む新たな再エネ事業開発に活用し(キャピタルリサイクリング)、 日本の優良な再エネ資産の積み上げに貢献してまいります。
DBJは、本件取り組みがカーボンニュートラルの促進に資するものであるとして、「特定投資業務(注1)」の一類型である「グリーン投資促進ファンド(注2)」を活用して支援することといたしました。
DBJは、今後もキャピタルリサイクリングの実現を通じ、再エネ資産と投資資金の好循環を支援するとともに、「特定投資業務」によるリスクマネー供給を行いGPIの新たな事業展開への資金調達を支援していきます。
DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~金融フロンティアの弛まぬ開拓を通じて、お客様及び社会の課題を解決し、日本と世界の持続的発展を実現します~」に基づき、2050年カーボンニュートラルに向けたグリーン成長戦略を推し進めていくと共に、今後とも「特定投資業務」を通じた成長資金に係る市場の発展や地域経済の活性化、競争力強化に向けたお客様の取り組みを積極的にサポートしてまいります。
(注1)民間による成長資金の供給の促進並びに地域経済の活性化及び我が国企業の競争力の強化を図るため、国からの一部出資(産投出資)を活用して、成長資金を時限的・集中的に供給する業務です。
(注 2)2050 年カーボンニュートラルを目指す政府の方針等も踏まえ、グリーン社会の実現に資する事業等への取り組みを幅広く支援することを目的として設置した重点分野です。
(添付資料:本ファンド概要)
【お問い合わせ先】
企業金融第5部 03-3244-1620
1.本ファンドストラクチャー
添付資料
本ファンド概要
2.本ファンド概要
ファンド名称 グリーンパワーリニューワブル2号投資事業有限責任組合
ファンド金額 約610億円
出資者
無限責任組合員
グリーンパワーインベストメント・ファンドマネジメント2号合同会社、SMTIC、JMES
有限責任組合委員
GPI、当行、JA三井リース株式会社、三井住友信託銀行株式会社、 大手機関投資家等
投資先
GPIが開発・保有する稼働開始済み国内風力発電事業
DBJについて
DBJ は政府 100%出資の金融機関です。独自の投融資一体型サービスに基づくお客様志向の革新的な金融ソリューションを以て、成長資金市場の創造と活性化に向けた事業会社や金融機関、投資家と連携したリスクマネーの供給促進を目指しています。
GPI について
株式会社グリーンパワーインベストメントは、2004年の創業より一貫して再生可能エネルギー事業の開発、建設、運営に取り組んでいます。地域の文化的価値を守り、地域の強みとなるようなエネルギーづくりを地域の皆さまとのコミュニケーションを大切に推進し、より高い持続可能性を有する社会への転換を実現してまいります。