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2025年01月14日
株式会社INPEX
広報・IR ユニット
(電話 03-5572-0750)
株式会社INPEX(以下、当社)は、地熱事業を目的とする子会社として設立した株式会社 INPEX 地熱開発(以下、INPEX 地熱開発)を通じ、住友商事株式会社及びインドネシア共和国の民間発電事業開発企業であるPT Supreme Energyと共同で地熱鉱区・地熱事業免許の保有者である PT Supreme Energy Muara Laboh (以下、SEML 社)へ出資参画しておりますが、今般、インドネシアにて操業中であるムアララボ地熱発電事業(以下、本事業)の拡張開発に係る最終投資決定(FID)を実施し、本事業を対象としたプロジェクトファイナンス契約を締結いたしましたので、お知らせいたします。
本事業は既存の定格出力約 85メガワットの発電能力を更に約83メガワット拡張し、2052年までインドネシア国営電力公社(PT PLN(Persero))に対して売電するものです。プロジェクト資金は出資金に加え、株式会社国際協力銀行(JBIC)、アジア開発銀行(ADB)、株式会社みずほ銀行、株式会社三井住友銀行、株式会社三菱UFJ銀行及び株式会社百五銀行の協調融資によるプロジェクトファイナンスにて調達します。また、本邦民間金融機関融資分に対しては株式会社日本貿易保険(NEXI)による海外事業資金貸付保険が付保されます。
当社は、2022年2月に発表した「長期戦略と中期経営計画(INPEX Vision@2022)」において、ネットゼロ5分野の取り組みの一つとして「再生可能エネルギーの強化と重点化」を掲げ、石油・天然ガス開発で培った技術を活用できる地熱発電事業に対する取組みを加速することとしております。今後もエネルギー開発・安定供給の責任を果たしつつ、2050年ネットゼロカーボン社会の実現に貢献すべく、エネルギー構造の変革に積極的に取り組んでまいります。
【ムアララボ地熱発電事業の概要】
所在地 | インドネシア共和国 西スマトラ州南ソロク県 |
定格出力 | 稼働中 約85メガワット、拡張開発 約83メガワット |
商業運転開始(拡張開発) | 2027年(予定) |
本事業への当社出資形態 | 当社は、INPEX 地熱開発を通じ、以下の株式を保有。 ① SEML 社の 30%の株式を保有する PT Supreme Energy Sumatra の33.333%の株式 ② SEML 社の 20%の株式 上記①及び②を合算した本事業への参加比率は 30% |
電力販売先 | PT PLN (Persero) |
電力販売期間 | 2052年まで |
【位置図】
【株主構成】
【ムアララボ地熱発電所写真】
【参考】INPEX地熱開発の概要
名称 | 株式会社INPEX地熱開発 |
主な事業内容 | 蒸気・熱水等の地熱エネルギー資源の探査、開発、生産、発電並びに電気・熱の供給、販売及びこれら事業用設備の操業並びに保守点検等 |
以上
情報提供:JPubb