2025 年 1 月 6 日
会社名 東亜道路工業株式会社
(東証プライム コード番号 1882)
「東京ベイeSGプロジェクト」令和 6 年度先行プロジェクトに
おいて最先端再生可能エネルギー分野で採択されました令和 6 年 9 月、当社は東京都の推進するベイエリアを舞台に、50 年・100 年先を見据えて、自然と便利が融合する持続可能な都市の実現に向け、中央防波堤を実証フィールドとして活用し、最先端テクノロジーの社会実装に取り組む、東京ベイeSGプロジェクトの「先行プロジェクト」の“最先端再生可能エネルギー”テーマに応募し、「非接触給電舗装の実用化」が事業として採択されました。
この事業では、共同研究の学校法人東京理科大学と共同で、EV 車両の走行中ワイヤレス給電における、低コストかつ効率的な方法の実現および実用化を目指して、事業に取り組んでまいります。
●実施事業の目的
現在,舗装内部に送電コイルを埋設した走行中ワイヤレス給電(DWPT:Dynamic Wireless PowerTransfer)が世界数カ所で敷設が行われている.しかし,舗装内部設置に伴う社会インフラコストの増加や車両への伝送距離が長くなることが問題となっている.
世界初の薄層パネル型送電コイルを用いた路面設置型の DWPT により低コストかつ効率的なシステム構築を目的とする.
●実施事業の目的
道路分野では,特に「道路のライフサイクル、長寿命化、低炭素化」に関し,材料,製造,施工の各段階での技術やこれに伴う活動における二酸化炭素(以下,CO2 と称す)の排出量削減技術の開発・導入に取り組んでいる。
DWPT の設置コスト縮減のため,薄いコイルであるエッジワイズコイルを補強板や樹脂で保護した薄層パネル型送電コイルを作成し,道路舗装表面に設置して,EV 車両に対する受給電の実証実験を行う.上記の目的及び検証のために,海の森水上競技場(陸上部)の駐車場に延長 30m の DWPT システムを設置して,受電コイルを取り付けた EV 車両(ゴルフカート)を走行させる実証実験を行うものである.
https://www.tokyobayesg.metro.tokyo.lg.jp/priorityprojects/r6project_introduction.pdf
図-1 走行中ワイヤレス給電システムの概念
図-2 薄型のエッジワイズコイル
問い合わせ先:東亜道路工業株式会社 技術本部 阿部長門 技術営業部長
〒106-0032 東京都港区六本木 7-3-7
E-mail:n_abe@toadoro.co.jp ,TEL:03-3405-1811 FAX:03-3405-4210