令和6年 12月 25日
四 国 電 力 株 式 会 社
伊方発電所周辺地域を対象とした訪問対話活動の実施結果について
今年度の訪問対話活動は、当社社員が各世帯を訪問し、
・伊方発電所における安全文化醸成や技術力の維持・向上への取り組み
・今年発生した豊後水道や日向灘の地震による発電所への影響や巨大地震を想定した発電所の安全対策
・高経年化への取り組みや現在進めている工事等の状況(乾式貯蔵施設設置工事や1,2号機 の廃止措置)
などについてリーフレットを用いてご説明するとともに、皆さまから原子力に関するご意見・ご質問をお伺いしました。概要は、以下のとおりです。
1.実施状況
・期 間 令和6年10月21日(月)~ 11月30日(土)
・訪問戸数 24,441戸(在宅率:約50%)
[伊方町・八幡浜市の全域および大洲市・西予市の一部(伊方発電所から20km圏内)]
(内訳)
地 域
期 間
戸 数
伊 方 町
10/21~11/30
3,684 戸
八幡浜市
10/24~11/30
14,432 戸
大 洲 市
11/7~11/28
2,284 戸
西 予 市
10/21~11/22
4,041 戸
合 計
24,441 戸
・当社からの訪問者数 481人、延べ1,295人・日[従業員が2人1組で訪問]
2.実施結果
○ 当社訪問者の印象に基づく原子力発電へのお客さまの評価は、「一定の理解」が6割を超える結果となりました。令和5年度の結果と比較すると、地域によって濃淡はあるものの、「一定の理解」が減少し「どちらでもない」が増加するとともに、「厳しい」も僅かに増加しました。[図1]
○ お客さまからのご意見を項目別に分類すると、原子力発電の必要性・安全性や伊方発電所の運営にご理解を示すものが全体の8割以上を占める一方、昨年との比較においては、原子力発電の安全性にご理解を示すものが減少し、ご不安を示すものが増加しました。
こうしたご意見の背景には、安全文化の醸成や技術力の維持・向上を図りながら、伊方3号機が安定的に運転を継続していることを評価いただいている一方で、本年伊方発電所周辺で発生した地震も踏まえ、安全性・地震・津波への不安や、万一の際の避難への不安を持たれる方が増えたものと推測されます。[図2]
○ 当社としては、今回の活動でいただいたご意見を真摯に受け止めながら、引き続き伊方発電所の更なる安全性向上を図ることはもとより、今後も発電所に関する情報を迅速かつ丁寧に分かりやすく発信していくことで、皆さまからご信頼いただける伊方発電所を目指してまいります。
このほか、伊方発電所の安全への取り組みを紹介した動画「一歩、一歩。積み重ねで進化し続ける伊方発電所の安全対策」を10月21日から11月30日までの間、地域のケーブルテレビ3局(八西CATV、ケーブルネットワーク西瀬戸、西予CATV)で放送しました。動画は、当社ホームページでも公開しています。
以上
公式ページ(続き・詳細)はこちら
https://www.yonden.co.jp/press/2024/__icsFiles/afieldfile/2024/12/25/pr007.pdf