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2024-12-06 13:00:00 更新

瀬戸石ダム・発電所の状況について(2024年12月)

ニュース

お知らせ

瀬戸石ダム・発電所の状況について(2024年12月)

2024年12月6日
電源開発株式会社

瀬戸石ダム・発電所(熊本県葦北郡芦北町・同球磨郡球磨村)について、流域の安全・安心に向けた取り組み状況をお知らせします。

  1. 瀬戸石ダム 事前放流による水位低下【資料1】
  2. 瀬戸石ダムでは、大きな出水が予想される場合に、2020年5月に河川管理者、ダム管理者および関係利水者との間で締結した「球磨川水系治水協定」に基づき事前放流を実施し、調整池の水位を低下させ空き容量を確保するとともに、通砂/排砂により同容量の維持・拡大を目指す運用を実施しています。
    今年度は8月の台風10号において、事前放流により容量の確保に努めました。
    また、これまでにも大きな出水となった2022年9月の台風14号や2023年8月の台風6号において、事前放流により容量の確保に努めました。
    なお、2023年度からは、6月~9月の間、通砂/排砂運用によりダム水位を更に低下(最大容量680万m3から870万m3に拡大)させる運用を開始しています。

  3. 瀬戸石調整池の堆積土砂排除等【資料2】
  4. 今年度は、約4万m3の土砂排除を11月中旬から開始しており、来年3月31日まで実施予定です。
    排除した土砂のうち3.5万m3は国の公共事業に提供する等有効活用への協力を行います。
    また、今年度は既に土砂仮置き場から国の公共事業に約7.0万m3の土砂を提供中であり、合計で10.5万m3となる予定です。
    最新の調査による堆積土砂量は、2012年度のピーク時から約7割減少しています。
    今後も土砂排除や出水時の通砂/排砂運用により堆積土砂の低減に努めてまいります。
    なお、当社ホームページにて、「通砂/排砂運用情報」等が確認できます

  5. 下流警報設備の改善【資料3】
  6. 「令和2年7月豪雨」(2020年)で被災した下流警報設備について、翌年の出水期前(2021年5月末)までに復旧し、その際、可能な範囲で装置の取付け位置を高くする対策を行いました。
    加えて、「令和2年7月豪雨」と同規模の出水が発生した場合、浸水するおそれが残っている一部の警報設備を、より高い場所に順次移設することとしています(2026年度完了予定)。なお、移設完了前に大規模出水が発生する場合も想定し、仮に浸水により警報設備が使用できなくなった場合でも、洪水量2,000m3/s以上が流下時に点灯する5色表示の警告灯(パトライト)を設置済です(移設済の2局を除く11局)。

  7. 瀬戸石ダムの安全性【資料4】
  8. 2024年9月に実施した変位測量等の結果においても、特に変化は認められず、ダムの安全性に問題はないことをあらためて確認しています。今後も調査・確認を継続してまいります。

  9. 瀬戸石ダムの連絡橋の通行
  10. 連絡橋の補修は、上下流の道路・橋の復旧状況を踏まえ、2023年10月より開始(工事完了は2026年5月を予定)しています。
    工事期間中は全面車両通行止めですが、6月1日から9月20日の間は許可車両・緊急車両のみ通行可能となります。

当社は、今後も流域の皆さまの安全・安心のために必要な対応や改善を継続しながら、発電所の安全運転に万全を期してまいります。

以上

添付書類

本文(PDF:474KB)

【資料1】 瀬戸石ダム 事前放流による水位低下(PDF:314KB)

【資料2】 瀬戸石ダム 堆砂量および堆砂排除計画(PDF:245KB)

【資料3】 瀬戸石ダム 下流警報設備の改善(PDF:1.01MB)

【資料4】 瀬戸石ダム ダムの変位測量(PDF:287KB)


情報提供:JPubb

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