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2024年11月25日
製品・サービス / プレスリリース
HEMSの中核機器「AiSEG2」を刷新
「Archi Design(アーキデザイン)」製品として、デザインを一新
(※1)電気の再エネ活用率:使用した電力量のうち自宅で発電した電気を使った割合。当社シミュレーションによる。(シミュレーション条件の詳細は末尾に記載)
品名 | AiSEG3 | AiSEG3 | AiSEG3 |
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品番・希望小売価格 | MKN7140: | MKN7141: | MKN706: |
発売日 | 2025年3月24日 | ||
販売目標 | 40,000台/2025年度 |
従来品(AiSEG2)
新製品(AiSEG3)
パナソニック株式会社 エレクトリックワークス社は、HEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)の中核機器となる「AiSEG3(アイセグスリー)」を2025年3月24日に発売します。
近年、温室効果ガス排出量の削減を目的に、再生可能エネルギーの活用を前提とした電化社会への転換が進められており、国としても2050年の脱炭素社会実現を目指してクリーンエネルギーの導入や電気自動車の普及に取り組んでいます。また、昨今、電気・ガスともにエネルギーコストの高騰が続いています。上記の背景から、太陽光発電システムで作った電気を自宅で使い切る「自家消費」の促進や、ネット・ゼロ・エネルギーを目指すZEHが推進され、住宅におけるエネルギー使用量の見える化や、家電・電気設備をトータルで制御する「HEMS」が注目されています。当社は「エネルギーマネジメント」と「快適・安心なくらし」をサポートするため、HEMS機器として「AiSEG」を2012年に発売し、それ以降蓄積した住宅の生活データを活用してきました。
今回発売するAiSEG3は、家庭内電力需要と翌日の発電量を予想するなどAIを活用し、太陽光発電を効率よく利用する「AIソーラーチャージPlus」機能を強化。家庭内の電気の再エネ活用率76%(※1)を実現し、電気代削減にも貢献します。加えて、AiSEG3につながる複数の機器をまとめて一括操作できるシーン数を従来の8シーンから48シーンに拡大し、利便性もあわせて追及します。このように「家の知能」として、エネルギーソリューション機能とIoT機能を進化させていきます。また、本製品は「空間の価値を高める美しさ」と「環境への貢献」を追求した配線器具、照明器具などの電気設備の製品群「Archi Design(アーキデザイン)」の一つで、住空間に馴染むフラットデザインや操作しやすいUIを採用しました。さらに、施工専用無線LAN(Wi-Fi)ルーター機能搭載や、ユーザー設定機能の一覧表示による設定漏れサポートで、従来よりも設定が簡単になりました。今後は、市場の電力ひっ迫時に、家庭で電力使用量をかしこくコントロールして電気の供給量と使用量のバランスをとる「ディマンド・レスポンス」にも対応予定です。
当社は、これまで蓄積してきた住宅の生活データを活用した、電気を賢く使っていただくソリューションを提供し快適で豊かなくらしの実現に貢献していきます。
電設資材商品ご相談窓口
電話:0120-878-082(受付 月~土 9:00~18:00)
AiSEG3ホームページ:https://www2.panasonic.biz/jp/densetsu/aiseg3/
※2 自家消費率:発電量のうち売電せずに自宅で活用できている割合
家庭内電力需要と翌日の発電量を予想するなどAIを活用し、太陽光発電を効率よく利用する「AIソーラーチャージPlus」機能を強化。家庭内の電気の再エネ活用率76%(※1)を実現し、電気代削減にも貢献します。また、従来「AIソーラーチャージ」に対応したエコキュートはパナソニック製のみでしたが、AiSEG3では他社製エコキュートでも使用できるようになりました。(株式会社コロナ、ダイキン工業株式会社他。対応メーカーや対応時期は変更になる可能性があります)
●太陽光発電を活用するためにエコキュートの沸き上げを、夜間から昼間沸き上げへのシフト量を拡大
従来、翌日の天気予報が晴れの場合にのみ、エコキュートの沸き上げを昼間にシフトしていましたが、AiSEG3では発電予測に日射量を使うことで予測を細分化。くもり予報でも太陽光発電の余剰電力が見込め、電気代的にも効果がある場合に昼間の沸き上げを実行します。昼間へのシフト量を拡大することで、買電をさらに減らすことができます。
●電力需要予測の精度向上
蓄積したAiSEGデータを活用することにより、AI(機械学習)の手法を改善。従来は、過去の使用電力の平均値をベースに電力需要を予測していましたが、AiSEG3は平日・休日の電気使用量や気象データなどから需要を予測することにより、さらに精度を向上しました。
●レジリエンスと経済性を両立(蓄電池)
従来のAiSEG2の「AIソーラーチャージ」機能では、翌日の天気予報が晴れで、太陽光発電の電気に余剰が予想される場合は「翌日の余剰電力で充電」、翌日の予報が晴れ以外の場合は「当日の夜間電力で充電」の2パターンでした。AiSEG3では非常時に備えた蓄電池への充電量を確保・調整しながら、日射量にあわせて電気代の効果が出るように充放電のパターンを細分化しました。
AiSEG3では、AIソーラーチャージPlus機能で、夜間の安い電気や太陽光発電の余剰電力を活用して、電気自動車の電気を自動で充放電。車を使わない日は、電気自動車を蓄電池として利用し、買電を抑制することができます。
また、あらかじめ電気自動車の利用日時と目標充電量を設定すると、夜間の安い電気や太陽光の余剰電力を使用して自動で充電します。
※3 パナソニック製V2Hシステムのみ対応
※4 夜間に最低限残しておきたい充電量
※5 電気の使用量が太陽光の余剰電力量とV2Hの充電量でまかなえない場合は、買電が発生します。充電量がV2H側で設定した放電下限値を下回ることはありません
※6 夜間の最も安い電気料金の時間帯になった際に電気自動車の充電量が設定した夜間充電量を超えている場合は、夜間充電量まで放電します
※7 設定日時の24時間前から放電を停止し、目標量まで充電し始めます。設定時間によっては、高い電気料金での買電が発生したり、目標量まで充電できない場合があります
AiSEG3につながる複数の機器をまとめて一括操作できるシーン数を従来の8シーンから48シーンに拡大します。
多くのシーンを設定できることで、より暮らしの細かな変化に合わせた機器コントロールが可能になります。
AiSEG3は、「Archi Design(アーキデザイン)」製品として、従来のAiSEG2と比べ、空間に馴染みやすいシンプルな外観へとデザインを刷新しました。画面デザインもピクトを用いたUIで直感的な操作を可能にします。
【外観デザイン】
水平垂直を基調とした飽きのこないフラットデザインに。快適にタッチ操作できる静電式パネルで操作感もアップしました。
本製品は「Archi Design(アーキデザイン)」の一つです。「Archi Design(アーキデザイン)」は、水平面、垂直面を意識した直線的なデザインや、天井や壁との調和を意識した色や質感で電気設備を建築の背景に溶け込ませ、心地よい空間を創出します。
「Archi Design(アーキデザイン)」ホームページ:https://www2.panasonic.biz/jp/archidesign/
【画面デザイン】
液晶パネルもタッチ操作の反応がスムーズな静電式パネルを採用。ピクトを用いたUIで直感的な操作を可能に。
従来、無線LAN(Wi-Fi)ルーターがなければLAN接続の連携機器の設定ができませんでしたが、AiSEG3では施工専用無線LANルーター機能を搭載しているため、インターネット環境導入前の施工時に、AiSEG3本体だけで連携機器の登録設定できます。引き渡し後は、ユーザーが連携機器と自身のルーターを接続することで、登録内容を引き継ぐことができます。
※8 MKN7140、MKN7141のみ対応
従来、AiSEG2設定時に住宅分電盤「スマートコスモ」の回路・機能設定に不備があると、スマートコスモ本体での再設定が必要で、施工会社での再設定作業や、AiSEG2への再登録も必要でした。AiSEG3では、スマートコスモ自体を触ることなく、AiSEG3の画面を操作するだけで、スマートコスモの回路・機能を直接設定することが可能に。変更時の手間を省くことができます。
従来、ユーザーで設定が必要・使用できる機能が分かりにくく、機能はあるものの使えていないケースがありました。
AiSEG3では、画面起動時、利用可能な機能を一覧表示可能に。設定状態が一目でわかり、設定漏れ防止をサポートします。
AiSEG3はFujisawaサスティナブル・スマートタウン(※9)のネクストモデルハウス(※10)にて2024年12月より先行的に展示予定です。
※9 神奈川県藤沢市にあるパナソニックグループが推進する遊休不動産を活用したスマートタウン(https://fujisawasst.com/JP/)
※10 モデルハウスの見学にはFujisawa SST 見学ツアーへの予約が必要です。
Fujisawa SST 見学ツアー予約サイトより「モデルハウスコース」または「まち歩き+モデルハウスオプション」を選択ください。(https://fujisawasst-tour.revn.jp/)
・東京電力 スマートライフプラン
・太陽光発電システムの搭載容量:7 kW
・エコキュート:パナソニックエコキュート(品番HE-J37KQS)
・太陽光発電量の計算 各システムの容量、地域別日射条件、システムの各損失等を考慮して、年間推定発電量を算出しておりますが、保証値ではございません。設置条件(方位・角度・周辺環境)、地域、および設置形態により異なります。
・日射量データ:NEDO[(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構]の日射量データベース閲覧システムのMETPV-20の気象データを用いています。https://appww2.infoc.nedo.go.jp/appww/index.html
・傾斜面日射量の計算:「拡張アメダス気象データ(EA気象データ)」の解説書等に基づきます。本シミュレーションでは、屋根は南向きで勾配30度としています。
・発電量の計算:「JISC8907:2005 太陽光発電システムの発電電力量推定方法」に基づきます。
・需要量の計算:一般負荷及び給湯負荷(エコキュート)は、建築研究所発行の「平成28年省エネルギー基準に準拠したエネルギー消費性能の評価に関する技術情報(住宅)現行版」を参考に作成しており、給湯負荷は「2.エネルギー消費性能の算定方法 第七章 給湯設備 第一節 給湯設備」に示された計算方法に基づいています。一般負荷の試算条件は以下の通りです。
暖冷房負荷:平成11年基準超相当(暖房は、熱交換換気あり)、冷房・暖房設備:エアコン(区分い)、換気設備:ダクト式第一種熱交換換気(省エネ型)、照明設備:LED、家電等:4人世帯、調理設備:ガス調理、床面積/間取り:120.08 m2/4LDK(4人世帯)。V2Hは、EV容量:40 kWh 年間走行距離:5,200 km AiSEGなし/2のV2H充放電制御は、自家消費モード(EV夜間充電量設定:60%)AiSEG3のV2H充放電制御は、AIソーラーチャージPlus(EV夜間充電量設定:50%、利用日時設定の目標充電量:70%)
・シミュレーション結果につきましては、お客様の生活パターン、機器の使い方、エネルギー機器の種類、電気自動車の種類や使い方、燃料価格の変動や気候の変化、その他の要因等により変動しますので、実際の削減額や支払額を保証するものではございません。
記事の内容は発表時のものです。
商品の販売終了や、組織の変更等により、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。
情報提供:JPubb