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約2,159トンのCO2削減に貢献。エネチェンジクラウドDRサービスをさらに強化
ENECHANGE(エネチェンジ)株式会社 (本社:東京都中央区、代表取締役CEO:丸岡 智也)は、小売電力事業者向けのDR(デマンドレスポンス)サービス「エネチェンジクラウド DR」を活用した2024年夏季の節電キャンペーンの結果を発表します。2024年7月1日(月)から9月30日(月)の期間中に、約41.9万件の需要家が参加し、合計約493万kWhの節電と約2,159トンのCO2削減に貢献しました。また、近年のDRへの社会的ニーズの高まりを受け、「エネチェンジクラウド DR」のサービス強化についてもお知らせします。
サービス提供期間 | 2024年7月1日(月)〜9月30日(月) |
サービス参加者 | 約41.9万件の需要家 |
節電量合計 | 4,929,196kWh |
CO2削減量 | 2,159t-CO2 |
一拠点あたりの平均節電量 | 11.8kWh(364円分の電力料金の節約) |
DRの実施により、経済的な電力システムの構築や再生可能エネルギー(再エネ)の導入拡大、そして系統安定化コストの削減など、さまざまな効果が期待されています。社会全体では、電力需要のピーク時間帯の電力需要を抑制することで、発電設備の維持費や設備投資の抑制が可能となります。また、電気が余る時間帯にEVを充電するなどの需要創造をすることで再エネを有効活用し、温室効果ガスの排出を回避することも期待されています。小売電気事業者にとっては、電力需給が逼迫する際の調達コスト削減や容量拠出金対策に加え、消費者とのデジタル上での接点を強化する手段としてもDRサービスの導入は重要視されています。加えて、消費者の環境意識を高め、ライフスタイルの変化を促進することの重要性も増しており、DRは持続可能なライフスタイルへの転換を図るために国が進める「デコ活」などの取り組みとも一致しています。
2024年夏(6〜8月)の日本の平均気温は、昨年と並び過去最高となり、厳しい暑さが長期間続きました。今夏も多数の小売電気事業者が「エネチェンジクラウドDR」を活用して節電キャンペーンを実施しました。2024年7月1日(月)から9月30日(月)に行われた節電キャンペーンでは、約41.9万件の需要家が参加し、合計約493万kWhの節電を達成しました。特に、東京電力エリア内で需給が逼迫した2024年9月12日(木)には、約14.6万kWhの需要削減に成功しています。
①マイページをリニューアル
需要家毎のDRマイページのデザインをリニューアルしました。2021年のサービス提供開始より継続的にアップデートを行ってきましたが、今回はデザインを大幅に刷新し、ユーザーインターフェース(UI)やユーザーエクスペリエンス(UX)の改善を図りました。DR発動の視認性を高めるスケジュール表示機能を追加しています。
複数の時間帯でのDR発動の視認性を高められるスケジュール表示
②機器自動制御機能
2026年度からは、需給調整市場で家庭用蓄電池やEVなどの低圧リソースの活用が認められる見通しであり、低圧部門でのリソースの自動制御に対するニーズがますます高まっています。ENECHANGEは、複数社のスマートリモコンやIoTゲートウェイと連携して、エアコンや蓄電池、EVなどの低圧リソースの自動制御に対応する機能をDRサービスに付加させる予定です。
「エネチェンジクラウド DR」は、小売電気事業者がDRサービスを導入するために必要な機能をパッケージで提供するSaaS型のサービスです。低圧需要家・高圧需要家のどちらにも対応しており、SaaSの利用により費用削減と短期導入が可能です。また、事業者ごとの個別のカスタマイズにも対応しています。
サービス強化に伴い、「エネチェンジクラウド DR」のWebサイトをリニューアルしました。製品の詳細やお問い合わせは、Webサイトからご確認いただけます。
主要機能
エネチェンジクラウド DRサービス
URL:https://dr.enechange.co.jp/
エネチェンジクラウドDRサービスを用いた2024年夏季の節電キャンペーンでは、合計約493万kWhの節電と約2,159トンのCO2削減の成果をご提供できました。DRへの関心の高まりを感じており、今回ご紹介した機能強化にとどまらず、今後もDRサービスの発展につながるサービス強化を行ってまいります。あわせてエネチェンジクラウドサービスでは、再生可能エネルギーの普及や需給調整の高度化に対応し、より柔軟かつ持続可能なエネルギー管理を支えるソリューションを提供してまいります。
ENECHANGE(エネチェンジ )は、「エネルギーの未来をつくる」をミッションに掲げ、脱炭素社会をデジタル技術で推進する脱炭素テック企業です。2015年創業、2020年東証マザーズに上場(現 東証グロース市場上場、証券コード4169)し、「エネルギーの4D(自由化・デジタル化・脱炭素化・分散化)」分野でのSaaS事業を中心に急成長を実現しています。当社のルーツは、自由化先進国のイギリス・ケンブリッジでの電力データ研究所にあり、エネルギーデータの解析技術とグローバルなネットワークが特徴です。
所在地 :〒104-0031 東京都中央区京橋3−1−1 WeWork東京スクエアガーデン内14階
URL :https://enechange.co.jp
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