大飯発電所4号機の新燃料輸送 2024年11月1日
関西電力株式会社
当社は、大飯発電所4号機(加圧水型軽水炉 定格電気出力118万キロワット、定格熱出力342万3千キロワット)の新燃料集合体を三菱原子燃料株式会社から、下記のとおり輸送しました。
記
1. 輸送年月日
2024年10月31日06時10分 三菱原子燃料株式会社 発 (茨城県那珂郡東海村)
2024年11月 1日06時30分 大飯発電所 着
2.輸送数量
新燃料集合体 28体(輸送容器 14個に収納して運搬)
3.輸送物の種類
A型核分裂性輸送物
4.輸送方法
陸上輸送
以 上
<参考資料>
・「輸送における安全性について」
<参考資料>
「輸送における安全性について」
1.輸送物の種類
A型核分裂性輸送物
2.輸送容器の概略
型式:MFC-1型
形状:円筒形
寸法:全長 約5m
外径 約1m
重量:約4.2トン(輸送容器だけで約2.8トン)
材質:鋼鉄製
3.輸送物の安全確認
本輸送物については、別添に示す国の安全基準を満たすことを、原子 力規制委員会により確認されたものです。
4.輸送上の安全対策
輸送にあたっては、車両の積付け・標識等、輸送上の十分な安全対策を実施しております。
なお、万一緊急の事態が生じた場合にも、最寄りの消防、警察、自治体および官庁等に連絡するとともに、適切な措置をとることとしており、十分な安全対策を講じることとしております。
以 上
別 添
「A型核分裂性輸送物の安全基準」
「核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律」第59条に基づき、国が定めているA型核分裂性輸送物に係わる技術上の基準の主なものは、以下のとおりである。
①線量当量率 :表面で2mSv/h以下
表面から1m離れた位置で0.1mSv/h以下
②表面密度限度 :α線を放出する放射性物質の場合、0.4Bq/cm2以下
α線を放出しない放射性物質の場合、4Bq/cm2以下
また、A型核分裂性輸送物の試験条件には、
①一般の試験条件:水の吹きつけ試験
自由落下試験
圧縮試験
貫通試験
②特別の試験条件:9m落下試験
棒上の1m落下試験
耐火試験
浸漬試験
があり、これらの厳しい諸条件下においても、容器の健全性を維持し、臨界に達することがないよう、法令の基準値を満足している。
以 上