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2024.10.30
三井化学株式会社
株式会社プライムポリマー
三井化学株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:橋本修、以下「三井化学」)は、株式会社プライムポリマー(本社:東京都中央区、代表取締役社長:吉住文男、以下「プライムポリマー」)及び株式会社hide Kasuga 1896 (本社:東京都港区、代表取締役社長:春日秀之)とともに、プライムポリマー製のマスバランス方式によるバイオマスポリプロピレン樹脂「Prasus®」とセルロースマイクロファイバーのコンパウンドによるオールバイオ複合材「TRANSWOOD® with Prasus®」 製の建材(床材タイル)を開発しました。
今般、当該建材が「2025年日本国際博覧会」(大阪・関西万博)の「EXPO ナショナルデーホール」(基本設計:安井・平田晃久設計共同企業体)の床材として採用されるにあたり、三井化学は必要となる床材タイル(15cm x 15cm角)2万枚を大阪・関西万博に物品協賛することといたしました。
三井化学は今回のバイオマス素材による床材タイルの提供を通じて、大阪・関西万博のテーマ「いのち輝く未来をデザインする」の趣旨に賛同し、カーボンニュートラル・サーキュラーエコノミーに配慮した大阪・関西万博の実現に貢献いたします。
EXPO ナショナルデーホール外観イメージ図
(提供:2025年日本国際博覧会協会)
「TRANSWOOD® with Prasus®」 製の床材タイル
「原料から製品への加工・流通工程において、ある特性を持った原料(例:バイオマス由来原料)がそうでない原料(例:石油由来原料)と混合される場合に、その特性を持った原料の投入量に応じて、製品の一部に対してその特性の割り当てを行う手法」(環境省バイオプラスチック導入ロードマップ)を言います。
石油由来のプラスチック・化学品と物性が全く変わらないこと、これまで難しかった素材でもバイオマス化が可能となるなど、カーボンニュートラル社会の実現に向けて社会全体のバイオマス度を向上させるための重要なアプローチです。三井化学グループでは、既に約40の製品でマスバランス方式によるバイオマス化を実現しています(2024年10月現在)。また、サーキュラーエコノミーにむけたリサイクルソリューションとして展開されていくケミカルリサイクルにおいても、マスバランスは重要な役割を果たします。
BePLAYER®は温暖化問題の解決のために、社会のバイオマス化を進める取り組みです。マスバランス方式によるバイオマス製品、セグリゲーション方式によるバイオマス製品、その他カーボンニュートラルに貢献する製品・技術の展開を進め、社会のGHG排出量削減に大きく貢献していきます。
株式会社プライムポリマーが展開する、新しいフィードストックを使用したマスバランス方式による環境にやさしい持続可能な製品(ポリエチレン、ポリプロピレン)のブランド名。
以上
情報提供:JPubb