【国内初】
ISOタンクコンテナを使用したLNGバンカリングを福岡造船向けに実施しました

2024年10月28日

西部ガス株式会社

西部ガス株式会社（以下、「西部ガス」）は、福岡造船株式会社（以下、「福岡造船」）のLNG燃料ケミカルタンカー向けに、長崎港小ヶ倉柳埠頭にてISOタンクコンテナ^※1（約18トン積）を使用したTruck to Ship方式^※2によるLNGバンカリング^※3を2024年10月19日〜25日にかけて実施しました。

西部ガスは今般のLNG燃料船の普及拡大に伴い、福岡造船のLNG燃料船に対してLNGローリー車を使用したLNGバンカリングサービスを実施してきました^※4が、更なる効率化・省力化を図るため、ISOタンクコンテナを用いたLNGバンカリングを実施する運びとなりました。なお、ISOタンクコンテナを使用したTruck to Ship方式によるLNGバンカリングは国内で初めての試みです。

今回は、Tiger Gas（Shanghai）Limited社のISOタンクコンテナを使用し、2021年4月より西部ガスで実施しているISOタンクコンテナによるLNGの海外出荷事業で得たノウハウを生かしてバンカリングを実施しました。ISOタンクコンテナは、海上・貨車・陸上輸送とさまざまな交通手段での輸送が可能です。また、保冷性能が高く極低温のLNGを長期間保管することができるため、より効率的なTruck to Ship方式のバンカリングが可能となります。

西部ガスグループは、2050年のカーボンニュートラル実現を目指して策定した「西部ガスグループカーボンニュートラル2050^※5」において船舶燃料のLNG転換を具体的な取り組みの一つとして掲げ、天然ガスシフトによる低炭素化に取り組んでいます。今後も、2050年カーボンニュートラルの実現に向けた取り組みを一歩ずつ着実に実行することを通じて、お客さまおよび地域社会の持続的発展に貢献できるよう努めてまいります。

• 1 ISOタンクコンテナ･･･国際基準(ISO規格)に基づいて製造された安全性の高いコンテナ
• 2 Truck to Ship･･･LNGローリー車と燃料供給を受ける船をホースで繋いで直接燃料を供給する手法
• 3 バンカリング･･･LNGを燃料とする船舶へ直接燃料を供給する手法
• 4 2023年10月および2024年4月に実施
• 5「西部ガスグループカーボンニュートラル2050」の詳細に関しては、以下ご参照ください
  https://hd.saibugas.co.jp/news_release/detail/2021/pdf/nr041.pdf

以上