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自然環境への負荷を可能な限り回避し、技術的政策によりトレードオフを解消することで、信頼される再生可能エネルギーの推進を目指すために、ネイチャーポジティブやカーボンニュートラルの同時達成に必要となる各種技術テーマについて公募*を行いました。
今般採択した事業は、生物の機能を模倣するなど生物の機能原理に着想を得るアプローチ(バイオミミクリー/バイオミメティクス)をプロダクト設計に生かし、自然への負荷が少ない再エネ技術・省エネ技術の技術シーズの探索を目的とした、効果実証試験を実施するものです。
※ 令和6年度ネイチャーポジティブとカーボンニュートラルの同時実現に向けた再生可能エネルギー推進技術等の評価・実証事業の公募について(令和6年3月12日付け環境省報道発表)
① 課題設定の適切性
② 実証手法・目標の妥当性
③ 実施計画・体制
④ 出口戦略と波及効果
⑤ 環境負荷の低減
⑥ 経費の妥当性
の観点から、審査委員会による評価を経て以下の事業を採択しました。
事業主体 | 事業名称 | 事業概要 |
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株式会社 東芝 | バイオミミクリー活用による再生可能 エネルギー施設のO&Mにおける超音 波検査簡便化技術の実証事業 | 昆虫の肢構造を模倣することで、環境負荷が高いと される液体接触媒質を使用しない超音波検査簡便化 技術を開発し、環境負荷を低減するとともに、再生 可能エネルギー施設の運用管理(O&M)の効率化 を図るための技術実証を行う。 |
NanoSuit 株式会社 | 昆虫の色識別能力の研究に基づく風力発 電の発電率維持に資する技術の実証事業 | 風力発電の発電効率低下の一因であるブレードへの 昆虫の衝突・付着への対策として、昆虫特有の色識 別能力の研究にもとづく突回避に効果を有する塗料 を開発し、風力発電施設を用いた効果実証を行う。 |
環境省自然環境局自然環境計画課 生物多様性主流化室
情報提供:JPubb