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2024-10-17 00:00:00 更新

7,000台積みLNG燃料自動車専用船“POSEIDON HIGHWAY”竣工

7,000台積みLNG燃料自動車専用船“POSEIDON HIGHWAY”竣工

  • 2024年10月17日

2024年10月17日
川崎汽船株式会社

このほど、今治造船株式会社(以下、「今治造船」)丸亀事業本部において建造中であった、液化天然ガス(LNG)を主燃料とする7,000台積み自動車専用船が竣工し、川崎汽船株式会社(以下、「当社」)に引き渡されました。
また、本船の命名式が執り行われ、トヨタ自動車株式会社(以下、「トヨタ」)TPS本部本部長尾上恭吾氏によって、“POSEIDON HIGHWAY(ポセイドン・ハイウェイ)”(以下、「本船」)と命名されました。

LNG燃料は従来の重油燃料に比べ、温室効果ガス(GHG)の一つである二酸化炭素(CO2)の排出を25%~30%、大気汚染の原因となる硫黄酸化物(SOx)の排出をほぼ100%削減できる見込みです。また、LNG燃料に加えEGR(Exhaust Gas Recirculation)を使用することにより窒素酸化物(NOx)の排出は80%~90%の削減を期待できる次世代型環境対応船です。本船にはMAN Energy Solutionsによる二元燃料電子制御エンジン「6S60ME-C10.5-GI-EGRBP」を採用しています。

また、かねてより取組みを強化している火災対策についても当社の新造自動車船として初めてClassNKのノーテーション(Fire Fighting)(Electric Vehicle)を取得しました。本船を含め、当社が運航する自動車船で5隻がノーテーションを取得したことになります。

当社の環境に関わる長期指針「“K” LINE 環境ビジョン2050 ~青い海を明日へつなぐ~」(注1)では、国際海事機関(IMO)が定める2030年目標である「CO2排出効率2008年比40%改善」を上回る「同50%改善」という目標を設定し、更には2050年の目標としてGHG排出ネットゼロに挑戦していくことを掲げています。当社は今後も、自社の脱炭素化、社会の脱炭素化支援を推進してまいります。

【本船概要】
主要寸法 : 全長 199.90M x 幅 38.00M x 深さ 38.76M x 喫水 9.30M
総トン数 : 77,509トン
主機関 : 6S60ME-C10.5-GI-EGRBP
航海速力 : 18.25ノット
船級 : 日本海事協会(ClassNK)
船籍 : 日本
建造所 : 今治造船 丸亀事業本部

(注1)「“K” LINE環境ビジョン2050 ~青い海を明日へつなぐ~」
GHG削減のアクションプランとして、アンモニア・水素燃料といったゼロエミッション燃料、およびバイオLNG、合成燃料等のカーボンニュートラル燃料の導入を掲げています。
https://www.kline.co.jp/ja/sustainability/environment/management.html

【POSEIDON HIGHWAY】

【命名受渡式】

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左から
川崎汽船 五十嵐武宣 専務執行役員
川崎汽船 明珍幸一 代表取締役社長
トヨタ TPS本部 尾上恭吾 本部長
トヨタ TPS本部 尾上本部長ご令嬢 竹本 真奈美 様
今治造船 檜垣清志 代表取締役専務取締役

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