令和6年10月11日
四 国 電力株式会社
伊方発電所3号機 炉内核計装装置の不具合 および定期検査の工程について(第4報) 定期検査中の伊方発電所3号機(定格電気出力89万キロワット)において、送電開始に向けて、原子炉内の燃料の出力分布を測定する検査を行っていたところ、炉内核計装装置※1が不調であったため、保修員が確認を行い、10月2日 1時50分、当該装置の詳細点検が必要と判断しました。
当該装置の詳細点検に伴い、今後の工程は遅延する見込みであり、送電を開始した際はあらためてお知らせいたします。
なお、本事象によるプラントへの影響および環境への放射能の影響はありません。
今後、詳細を調査します。
※1 原子炉内に設けた案内管(50ヶ所)に小型の可動検出器を挿入し、中性子の量を測定することにより原子炉内の出力の分布を測定する装置。
(10月2日お知らせ済み)
その後、当該装置の不具合の原因は特定できたものの、その対策の検討等に時間を要する見込みであることから、10月7日18時59分、原子炉を一旦停止いたしました。
(10月7日お知らせ済み)
調査の結果、今回の定期検査で取り替えた炉内計装盤の検出回路に使用している高電圧発生基板とその接地回路の構成が適切でなかったことを確認しました。 このため、当該接地回路の改修を実施し、当該装置による原子炉内の燃料の出力分布の測定方法を変更することとしました。
今後、準備が整い次第、原子炉を起動し、原子炉内の燃料の出力分布を測定する検査を改めて実施します。
公式ページ(続き・詳細)はこちら
https://www.yonden.co.jp/press/2024/__icsFiles/afieldfile/2024/10/11/pr006.pdf