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2024-09-13 00:00:00 更新

川崎事業所(扇町地区)火力発電設備リプレース計画(仮)に係る計画段階環境配慮書に対する環境大臣意見の提出について

2024年09月13日
  • 総合政策

川崎事業所(扇町地区)火力発電設備リプレース計画(仮)に係る計画段階環境配慮書に対する環境大臣意見の提出について

環境省は、「川崎事業所(扇町地区)火力発電設備リプレース計画(仮)に係る計画段階環境配慮書」(株式会社レゾナック)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。

環境大臣意見では、
(1) 電気事業分野における地球温暖化対策に関連する施策の見直しが行われた場合には、事業者として必要な対策を検討し、方法書以降の手続において適切に示すこと
(2) 水素等の脱炭素燃料の導入に当たっては、発電所稼働時に二酸化炭素を排出しないことのみに着目せず、燃料の製造や輸送等も含むサプライチェーン全体にわたる温室効果ガス排出量を適切に削減していくこと
(3) 2050年に向け、二酸化炭素排出削減の取組の道筋が、1.5℃目標と整合する形で描けない場合には、稼働抑制や休廃止等を計画的に実施することも含め、あらゆる選択肢を勘案して検討すること
等を求めている。

■ 背景

環境影響評価法は、出力15万kW以上の火力発電所の設置又は変更の工事を第一種事業として対象事業とし、環境大臣は事業者から提出された計画段階環境配慮書について、経済産業大臣からの照会に対して意見を述べることができる。
今後、経済産業大臣から事業者である株式会社レゾナックに対して、環境大臣意見を勘案した意見が述べられ、事業者は、意見の内容を検討した上で事業計画を決定し、事業段階の環境影響評価手続を行うこととなる。

※ 計画段階環境配慮書:配置及び構造又は位置及び規模に係る事業の計画段階において重大な環境影響の回避又は低減についての評価を記載した文書。

■ 事業の概要

神奈川県川崎市において、既設の4号機を廃止し、水素混焼(容積比30%)とする出力約170,000kWのガス発電設備(ガスタービン4基+蒸気タービン1基)を新設する事業。
・ 事業者 株式会社レゾナック
・ 事業位置 神奈川県川崎市
・ 燃料種 水素30%+都市ガス70%(容積比)
・ 出力 約170,000kW
(ガスタービン31,830kW×4基、蒸気タービン44,200kW×1基)

(参考)環境影響評価に係る手続き

令和6年7月30日 経済産業大臣から環境大臣に意見照会
令和6年9月13日 環境大臣から経済産業大臣に意見提出

添付資料

連絡先

環境省大臣官房環境影響評価課環境影響審査室

代表
03-3581-3351

直通
03-5521-8237

室長
加藤 聖

室長補佐
鈴木 祐介

審査官
福田 朋也

審査官
湯川 直樹

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