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2024-09-11 00:00:00 更新

山口県知事記者会見 2024年09月11日 - 〇パリパラリンピック金メダリストの廣瀬順子選手などへの「県民栄誉賞」等の授与 〇HPVワクチンの接種 〇ひとり親世帯や低所得の子育て世帯の子どもの大学等への進学に向けた支援 「大学等受験料支援事業補助金」の募集開始 〇事業者向け太陽光発電設備等共同購入事業の開始 〇ベトナム訪問

知事記者会見録・令和6年9月11日実施分

ページ番号:0272508更新日:2024年9月11日更新

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日時 令和6年(2024年)9月11日(水曜日)

11時00分~12時3分

場所 県庁2階 記者会見室

発表項目

・パリパラリンピック金メダリストの廣瀬順子選手などへの「県民栄誉賞」等の授与について

HPVワクチンの接種について

ひとり親世帯や低所得の子育て世帯の子どもの大学等への進学に向けた支援 「大学等受験料支援事業補助金」の募集開始について

事業者向け太陽光発電設備等共同購入事業の開始について

・ベトナム訪問について

知事

それでは、まず私の方からは初めに、パリパラリンピックにおけます本県ゆかりの金メダリスト、廣瀬順子選手への「県民栄誉賞」、「山口県スポーツ特別褒賞」の授与につきまして、ご説明させていただきます。

廣瀬選手は、女子柔道57キロ級において見事、日本人選手初の金メダルを獲得するという輝かしい栄光を手にされました。

パラリンピックという世界最高峰の舞台で、リオ大会以来のメダル獲得であります。今までのご努力が報われたもので、このことは、県民のみならず、日本全体に、大きな勇気と感動を与えていただきました。

県といたしましては、その栄誉をたたえまして、廣瀬選手に「県民栄誉賞」を授与することとさせていただきます。

併せまして、今後の更なる活躍を期待して、メダルを獲得されました同選手、そして女子マラソンで銅メダルを獲得されました道下美里選手に「山口県スポーツ特別褒賞」を授与させていただきます。

また、授与の時期等につきましては、今後調整したいと考えております。

次に、子宮頸がん予防に向けましたHPVワクチンの接種についてです。

子宮頸がんは、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が原因のがんでありまして、妊娠・出産・子育て世代の女性に増えています。日本では、毎年約1万1千人の女性が子宮頸がんにかかり、約2900人の方がお亡くなりになっています。

子宮頸がんにかかっても、早期にはほとんど自覚症状がありません。進行した場合、命を救うために、子宮を摘出するなど、大変な治療を受ける必要があります。

その予防には、HPVワクチンの接種が重要であります。若いうちにワクチンを接種することによって、原因となるウイルスへの感染を防ぎ、将来がんになるリスクを大幅に減らすことができます。

現在、定期接種の対象となる女の子に加えて、キャッチアップ接種として、これまでに接種機会を逃した女性で、ワクチン接種を合計3回受けていない方も、来年の令和7年3月までは、公費で接種することができます。

ワクチン接種は、合計3回ございます。接種が完了するまでに約6カ月かかりますので、キャッチアップ接種を希望される方は、今月、9月末までに1回目の接種を受けていたたくことが必要でございます。

これまでも、市町や県医師会と連携しながら、リーフレットやSNS等を活用した周知や啓発を行ってきたところでありますが、あらためまして、1人でも多くの方にHPVワクチンの有効性などについてまず知っていただいて、今月中の接種開始に向けて、積極的なご検討をお願いしたいと思います。

「大切な命をあなた自身の行動で守りましょう。」

次に、ひとり親世帯や低所得の子育て世帯の子どもの、大学等への進学に向けた支援「大学等受験料支援事業補助金」の募集開始についてです。

年度末にかけて大学受験のシーズンを迎えます。

子どもの進学が、家庭の経済状況など、生まれ育った環境に左右されることなく、全ての子どもたちが大学等の進学に挑戦していけるように、ひとり親世帯や、低所得子育て世帯等の子どもを対象に、大学・短期大学・専門学校・高等専門学校に係る受験料を支援してまいります。

昨年度までは、寄附者からの寄附を財源にいたしまして、大学等の受験料の支援に取り組んでまいりました。

今年度は、国庫補助金の制度も新たにできましたので、これを活用して、多くの子どもたちにあまねく支援が行き届くように、補助制度の充実を図りました。

まず、子ども一人当たりの補助金の上限額につきましては、昨年度の35000円から53000円に引き上げます。

また、支援対象の子どもについては、対象年齢を「20歳未満」まで拡大して、さらに成績要件も撤廃いたします。

なお、令和6年4月1日から令和7年3月14日までに支払った受験料が補助対象となります。

本日から、山口県母子・父子福祉センター内に「山口県大学等受験料応援事務局」を開設いたしまして、補助金に関する電話相談等の対応を行います。

また、来週9月17日から、特設サイトで、オンラインによる申請を受け付けます。

なお、都道府県が実施するものとしては、全国では山口県を含めて3県です。

私としては、こうした支援を通じて、本県の未来を担う全ての子どもたちが夢と希望を持って、大学等の進学に意欲的に挑戦していけるように後押しをしていきたいと考えています。

次に、事業者向け太陽光発電設備等共同購入事業の開始についてです。

この共同購入事業は、太陽光発電設備等の購入希望者を募り、一括して調達するスケールメリットを活かして、通常の価格よりも安く購入できる、そうした仕組みです。

昨年4月に事業支援を行うアイチューザー株式会社と協定を締結しまして、家庭向けの事業を実施してまいりました。

今年度は、家庭向けに加えまして、新たに、事業者向けに太陽光発電設備を対象とした事業を開始いたします。

事業者の皆さまには、スケールメリットを活かした価格の優位性や、購入までの手続き等の簡素化、県や支援事業者と一体となって取り組んでいるという安心感など、さまざまなメリットを得ることができる仕組みです。

購入希望者の募集を本日から開始しております。今後、本事業により、県内の事業所に太陽光発電設備の導入を促進していきたいと考えていますので、多くの事業者の皆さまの参加登録をよろしくお願いいたします。

最後に、ベトナム訪問についてです。

本年は、本県とベトナム・ビンズン省が「友好・協力に関する覚書」を締結して10周年を迎えます。この節目に当たり、12月16日から19日までの日程で、ベトナムを訪問し、同省で開催予定の記念式典等に参加します。

私としては、覚書締結10周年という今回の訪問を契機に、成長著しい同省と本県の間で経済、文化、教育等のさらなる交流の深化をはかり、両県省の相互理解や交流拡大につなげたいと考えています。

詳細な日程につきましては、現在、関係機関と調整中であります。決定され次第、改めてお知らせをさせていただきます。

私の方からは以上です。

【質疑応答内容は後日追加します】

作成:山口県総合企画部広報広聴課

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