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2024-08-19 00:00:00 更新

着床式洋上風力発電の基礎構造物「モノパイル」製造 世界最大手のドイツEEW Offshore Wind EU Holdingへ出資

2024年08月19日
住友商事株式会社

着床式洋上風力発電の基礎構造物「モノパイル」製造
世界最大手のドイツEEW Offshore Wind EU Holdingへ出資~欧州洋上風力市場のボトルネック解消に向け安定供給とグリーン化で貢献~

住友商事株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員 CEO:上野 真吾、以下「住友商事」)は8月14日、着床式洋上風力発電の風車を支える大径鋼管「モノパイル」製造の世界最大手EEW Offshore Wind EU Holding(以下、EEW)へ出資し、事業運営に参画することでEEWと合意しました。出資完了は法制上必要となる各種手続きなどを経て2024年12月末を予定しています。

ドイツ北東部ロストックの積み出し港で運搬船に積載されるモノパイル

出資の背景

EEWは世界最大手のモノパイルサプライヤーです。厚み100ミリメートル超の極厚鋼板を曲げる技術や高品質な溶接技術を有し、モノパイルの量産体制を整えていることが強みです。住友商事は2000年代から、トレード事業を通じてEEWと信頼関係を構築してきました。

欧州のエネルギー市場は近年、再生可能エネルギー領域の拡大や洋上風力発電プロジェクトの推進など変革期を迎えています。欧州の洋上風力発電開発目標は発電容量ベースで2030年に164ギガワット、2050年に549ギガワットへと拡大が見込まれ、モノパイルの需要は2023年の年間65万トンから2026年には100万トンを超える見通しです。

洋上風力分野における住友商事の取り組み

洋上風力発電関連事業は、2024年5月に発表した中期経営計画2026において当社事業の強み・競争優位をさらに強化するGX(Green Transformation)事業に位置付けられています。洋上風力発電事業や、発電機の建設支援船および重量物運搬船などの保有・運行、浮体式構造物のサプライチェーン構築など幅広い領域で脱炭素社会の実現に向けた事業を展開しています。

今後の展開

洋上風力発電が注目を集める中、欧州を中心としてサプライチェーンにおける脱炭素の取り組みを発電事業者選定プロセスの定性評価に含む国もあり、資機材のグリーン化に対するニーズが高まっています。

住友商事はEEWへの出資やモノパイルの安定供給を通じ、欧州洋上風力発電の拡大に寄与します。また、長年の取引を通じて信頼関係を築いてきた国際エネルギー企業の再生可能エネルギーシフトや、鉄鋼サプライヤーのグリーン化推進の流れを踏まえ、業界内主要プレイヤーと協業してグリーンモノパイルの供給実現を目指すと共に、サプライチェーンのグリーン化を通じて脱炭素社会の実現に貢献します。

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住友商事株式会社 広報部 コミュニケーションチーム
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